科目名  美学1
          
  
2 単位  
 
全学科  
1~4 年  
前期 
選択 
教員名  一色 裕 
授業テーマ
現代的な美について考えます。昨年度と同じテーマですが、近年議論が活発な美的特性について、説明を増やし、バージョンアップをはかります。 
授業のねらい・到達目標
この講義は予備知識がなくても理解できるように組み立てます。これからの美学に大事になると思われるトピックについて、考えるにあたって押さえておくべきポイントを示しながら、「なぜそうなのか」という疑問に答えるように説明を展開します。感覚的にわかる価値にも、言葉で説明できる奥行きがあることを、講義をつうじて理解してもらうことを目標とします。 
授業の方法
講義。前回に話した内容を前提として進めるので、注意して下さい。授業にかならず参加することが、最低限の義務です。 
事前学習・授業計画コメント
教科書は全体の一部にしか対応しないので、毎回のノートを講義のあとよく整理し、疑問点をあきらかにすること。時々リアクションペーパーを配布し、まとまった質問に答えながら、それまでの内容をべつの仕方で要約し、先の展望をしめします。リアクションペーパーに答えるスタイルは好評なので、回数をふやす予定です。 
授業計画
1
講義のプラン 
2
「芸術」という日本語の感触 
3
「芸術」概念の成立と解体(その1) 
4
「芸術」概念の成立と解体(その2) 
5
美学の新しい課題 
6
課題としての美、その難しさとおもしろさ 
7
感性の特徴 
8
価値の考え方と美の特性(その1) 
9
価値の考え方と美の特性(その2) 
10
「固い」という形容詞と「美しい」という形容詞の異なりについて 
11
「美しさ」と質感 
12
制作と美 
13
授業内試験と解説 
14
課題学習 
15
総括 
その他
教科書
佐々木健一  『美学への招待 (中公新書)』  中央公論新社  2004年
 
参考書
『なし』
必要に応じて読むといい本を紹介します。 
成績評価の方法
及び基準
授業内テスト(90%) 、 授業参画度(10%)
オフィスアワー
授業が始まってから、指示する予定です。