科目名  民俗学2
          
  
2 単位  
 
全学科  
1~4 年  
後期 
選択 
教員名  斎藤 弘美 
授業テーマ
「いま」の私たちと「むかし」の日本人をつなぐ民俗の知恵 
授業のねらい・到達目標
「いま」に生きる私たちが無意識に継承している『民俗』に気づく。
そうした『民俗』の意味を知り、自分たちの現在の生活との関わりを考えていくことで
「現在の課題に答える学問」として登場した民俗学の可能性を探る。 
授業の方法
講義形式で進めるが、講義を聴くことで湧いてきた疑問には
毎回、質問票に答える形で双方向授業を行う。
また、理解を助けるためにビデオやDVDの視聴も適宜入れていく。
実際に民俗を体験し、考えることも大切なので、授業の最後にレポートの提出を求める。 
授業計画
1
民俗学入門・知っておきたいキーワード  
2
「同じ釜のメシを食う」ことの意味 ~ 共食 
3
「遠い親戚より近くの他人」の伝統 ~ イエとムラ 
4
縦に延びる同族、横に広がる親戚 ~ 本分家とシンルイ 
5
日本家屋の不思議 ~ 交差するウチとソト 
6
ボジョレーヌーボーと女房と畳 ~「新しい」「若い」の意味と価値 
7
渡る世間はなぜ鬼ばかりか 
8
ケガレと汚染 ~ いじめの発想 
9
「出る杭は打たれる」か「出すぎた杭は打たれない」か  
10
絆をつくる贈り物 ~ お中元お歳暮からバレンタインデーまで 
11
日本の正月を味わう ~ 魂が増えるお正月 
12
日本文化の多様性 ~ アホバカからラーメン・キムチまで 
13
講義内容の整理・授業内試験と解説(1) 
14
講義内容の整理・授業内試験と解説(2) 
15
まとめ~現代に生きる民俗、活かす民俗 
その他
教科書
なし 
参考書
授業中に必要に応じて指示する 
成績評価の方法
及び基準
平常点(10%) 、 レポート(35%) 、 授業内テスト(30%) 、 授業参画度(25%)
コメント[第13回もしくは第14回に授業内試験を行う。]
オフィスアワー
非常勤講師室、授業の前後 
備考
前期の民俗学1から継続して受講することが望ましい