科目名  社会学1
          
  
2 単位  
 
全学科  
1~4 年  
前期 
選択 
教員名  石井 秀夫 
授業テーマ
日本の伝統文化としての「家」制度を考える 
授業のねらい・到達目標
 家族とは何かを概観した後、日本社会のさまざまな側面を家父長的家族制度としての「家」制度との関連で考えていく。とくに日本的経営や天皇の意味について保守的立場から論ずる。また総合基礎科目であることを考慮し、その時々の時事問題について幅広く触れ、新聞を読む力を身につける。受講によって、しっかりした国家観に基づく見識を身につけたい。いわゆる進歩的考え方に対しては批判的立場から講義するので、その点を了解のうえ受講してほしい。
 
授業の方法
 授業は典型的な講義形式である。授業には必ず出席し、静かに聞くこと。また新聞をよく読んで、現実の社会問題に関心を持つこと。 
履修条件
履修希望者多数の場合は履修制限をおこなう。 
事前学習・授業計画コメント
教員の指定する文献をあらかじめ読むことはもちろんのこと、内容を理解するために用語を調べるなどの準備を行うこと。
新聞の社説をよく読んでおくこと。授業は一連の物語になっている。進度によっては予定した授業が後ろにずれるので、連続して受講すること。 
授業計画
1
ガイダンス 社会学とは何か 
2
家族とは何か 基礎集団としての家族 
3
家族の定義 家族と世帯 国勢調査 
4
家族の基礎としての婚姻 婚姻の形態 
5
家族の形態 
6
家族の機能 性と性役割 
7
家族の機能 生殖 教育 経済 同性婚 夫婦別姓 
8
「家」の形成 
9
「家」制度の連続性 相続 戸主権 
10
現代社会の中の「家」制度 家元制度 
11
現代社会の中の「家」制度 日本的経営 
12
日本的経営の崩壊がもたらすもの 
13
現代社会の中の「家」制度 天皇 
14
第2次世界大戦とは何だったのか 
15
前期まとめ 
その他
教科書
夏刈、石井、宮本著  『不確実な家族と現代』  八千代出版  2006年
 
参考書
なし 
成績評価の方法
及び基準
試験(100%)
コメント[試験は論述式でおこなう。成績評価は期末試験でおこなうが、講義内容を中心に出題するので、出席の悪い者は単位の取得が困難である。]
オフィスアワー
質問は授業の前後に本館二階の講師室で受ける。