科目名  社会学1
          
  
2 単位  
 
全学科  
1~4 年  
前期 
選択 
教員名  堀越 直仁 
授業テーマ
社会学がいかに厄介な学問であるのかを身をもって体感する。 
授業のねらい・到達目標
 「社会学って何を勉強するんですか?」「社会学とはどんな学問なんですか?」…このような質問を恒例行事のようにして毎年受ける社会学教員は多い。
 本講義ではこの問いを扱うために、ひとまず社会学にカテゴライズされる諸活動に触れる。しかし、あらゆる学問がそうであるように社会学も一朝一夕(半期)で理解できるものではない。したがって、ここでは社会学の「わけの分からなさ」を「分かってもらう」という困難な試みをすることになる。 
授業の方法
講義形式で行う。 
履修条件
万が一、教室の収容人数を超えた場合には受講者数を調整することがある。 
事前学習・授業計画コメント
授業計画の内容は、受講者たちの理解の度合いや進行状況によって前後することがある。 
授業計画
1
ガイダンス 
2
社会学前史―社会学とその周辺領域 
3
自殺―個人的な行為であると同時に社会的な出来事でもある現象 
4
資本主義の成功―現行の経済はなぜそのような姿なのか 
5
資本主義の栄枯盛衰―資本主義の欠陥および未来予想図と思われたもの 
6
当たる予言―予言の自己成就のからくり 
7
私は私?①―自己は絶対的なものなのか 
8
私は私?②―原初的な自己の形成 
9
我らが大いなる監視社会―最も効率的な監視 
10
自由恋愛と結婚①―出会いとカップル成立に隠された社会性 
11
自由恋愛と結婚②―社会的再生産の仕組み 
12
性欲の管理―正常な性愛と社会の維持 
13
他人を裏切らないのは何故?―ホッブズ的秩序問題とゲーム理論 
14
科学の非科学的側面―人間的活動しての科学 
15
まとめ 
その他
教科書
なし 
参考書
授業内で適宜指示する。 
成績評価の方法
及び基準
試験(100%)
オフィスアワー
授業内で適宜指示する。