科目名  社会学2
          
  
2 単位  
 
全学科  
1~4 年  
後期 
選択 
教員名  堀越 直仁 
授業テーマ
社会問題の理解。 
授業のねらい・到達目標
 社会学は社会問題との対決と言ってもあながち間違いではない。それほどに社会学と社会問題の関係は緊密であり、そもそも解決すべき問題がなければ考える意味がないとも言える。
 本講義では社会問題の中でもとりわけ「法」に関わる問題を扱う。大きく分けて民法的な権利の問題と、刑法的な禁止の問題に分け入る。とはいえ法は人間の手を離れた神の御業によって定められるものではない(もしそうならあらゆる社会の法は一律であるはずだ)。そうである以上、我々の生に密接な関連をもつ社会問題と法の関連を理解することが社会を理解するうえで意味のあることであるのは間違いない。ここでは法社会学の考え方を通して社会学的な思考法を身につけることを目指す。 
授業の方法
基本的には講義形式で行う。 
履修条件
教室の収容人数次第では受講者数の調整を行うこともある。 
事前学習・授業計画コメント
授業計画は講義の進行具合と受講生の理解度に応じて前後する。 
授業計画
1
ガイダンス 
2
私のペンは私の物であるといえるのは何故か?―所有権の成立 
3
私の身体は私のモノであるのか?―自己決定権をめぐる問題 
4
それでは、どこまでが「私の身体」なのか?―自己と他者の境界線について 
5
拡大される自己決定 
6
犯罪は非難されるべき?―犯罪の社会学的理解 
7
犯罪的であることは非道徳的であるのか?―ある役人の事例 
8
嘘発見器という夢―美徳としての正直がその姿を変えるとき 
9
科学捜査の曙、そして犯罪社会学 
10
凶悪犯罪の趨勢①―連続殺人 
11
凶悪犯罪の趨勢②―大量殺人 
12
犯罪は凶悪化する? 
13
安全の確保―セキュリティの社会学 
14
犯罪は防止できるか? 
15
まとめ 
その他
教科書
なし 
参考書
授業内で適宜指示する。 
成績評価の方法
及び基準
試験(100%)
オフィスアワー
授業内で適宜指示する。