授業テーマ
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教育と学校の意味を考える
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授業のねらい・到達目標
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今日の日本は、4年制大学への進学率が50%を超えた(2009年度学校基本調査による)ことに示されているように、高学歴社会であるといわれていますが、その内実においては、解決すべき多様な教育問題に直面しています。学生諸君が、自分自身の被教育体験をふまえつつ現代教育の諸課題を深く理解できるようになることをめざして、まず日本における近代教育の出発に大きな影響を与えた欧米における学校教育の歴史的発展を概観し、さらにわが国の学校教育の歴史をたどり、それらをふまえて今日の基本的な諸問題を考察していきます。
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授業の方法
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講義形式を基本としますが、時には適切な課題を設定し、受講者全員で議論しながら、多角的な視点から検討対象についての批判的・創造的な理解を深めるという方式も取り入れていきます。授業終了間際に、毎回講義内容についてのコメントを書いてもらい、それを次回の授業にフィードバックさせていくことによって、講義内容の一層の充実を図っていきます。
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履修条件
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なし
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事前学習・授業計画コメント
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授業の終了時に、次回講義のテーマと対象範囲を予告し、参考文献などを紹介しながら、それについて事前学習をするように指示します。とりわけ第5回目からは、指定した教科書の論述に基づいて講義を進めますが、次回に取り扱う具体的な章を予告し、その内容について十分に予習してくることを受講の前提条件にいたします。それによって、教授内容についての重点を考慮した講義が可能になりますし、テーマに関する学生諸君の理解も深まり、学習の効果が上がります。
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