科目名  健康・スポーツ実践1~12(集中・スキー)
          
  
1 単位  
 
 
2~4 年  
集中 
選択 
教員名  水落 文夫 
授業テーマ
運動を実践する 
授業のねらい・到達目標
1年次に学習した「身体知」と「科学知」について実践を通じ統合することで,より幅広い教養を身につけ,より深くスポーツを理解する。 
授業の方法
スキーの技術体系,安全管理などについて講義を行う。実習(スキー場実習)では,技術レベルに応じた班編成を行い,少人数で広大な自然環境にあるスキーゲレンデを移動しながら,技術をステップアップさせるための滑走練習を行う。安全を考慮しながら,様々な滑走状況を設定して,自由に滑ること,挑戦することを体験する。 
履修条件
実習授業は長野県にある志賀高原において3泊4日の日程で行う。そのため,宿舎やスキー場などにおけるルールやマナーの順守,および厳しい自然環境の中での安全管理と協同を求める。 
事前学習・授業計画コメント
実技授業が行われる低温低酸素環境を調査し,障害予防のための行動の仕方や対処方法を理解しておくこと。さらに安全を自ら確保するために,スキー滑走の基本的な動きと起こりうる傷害を確認しておくこと。 
授業計画
1
ガイダンス(スキー実習の目的,準備,方法,注意点など) 
2
<講義>スキーの技術体系,安全管理,自然環境との関わり 
3
<第3回以降は実技>技術レベル別班編成,環境とスキーに慣れる
上・中級レベル:大回りターンでポジション確認, 初級レベル:安全と防寒,用具,移動,滑走 
4
上・中級レベル:大回りターンで姿勢・スタンス・ターン孤をチェック,長い距離をゆっくりと滑る
初級レベル:安全管理,リフトを使う,プルークスタンスと姿勢を理解して滑走スピードをコントロール 
5
上・中級レベル:大回りターンで荷重と角づけの変化と運動によるターンのコントロール
初級者レベル:プルークボーゲンで方向を変える 
6
上・中級レベル:大回りターンで急斜面を安全に,中・緩斜面をスピード豊かに
初級レベル:ショートスキーでプルークボーゲンを楽しむ 
7
上・中級レベル:整地された様々な斜面を大回りターンで滑る(ターン孤の深さによるスピードのコントロール)
初級レベル:プルークボーゲンからプルークターンへ,長い距離を滑る 
8
上・中級レベル:小回りターンの姿勢・ターン孤・身体各部の協調運動をチェック
初級レベル:プルークボーゲンと斜滑降からシュテムターンへ,左右脚(板)の交互操作 
9
上・中級レベル:小回りターンで荷重・角づけ・リズムの変化と運動によるターンのコントロール
初級レベル:シュテムターンからパラレルターンへ,大きな動作によるスムーズな切り替え 
10
上・中級レベル:整地・不整地・急斜面を小回りターン(ウェーデルン)で滑る(回旋動作によるコントロール)
初級レベル:パラレルターンで長い距離を滑る,斜面の変化に対してプルークも利用する 
11
上・中級レベル:ショートスキーで大回り・小回りターンを楽しむ
初級レベル:ターンのリズムを変化して小回りターンへ 
12
上・中級レベル:急・緩斜面・整地・不整地など様々な状況に挑戦
初級レベル:大回りターンと小回りターンを駆使して安全に様々な状況に対応 
13
初・上・中級レベル:斜面変化や自然環境の変化を楽しみながら長距離を移動 
14
スキルチェックと理解度の確認 
15
総括 
その他
教科書
実習用資料(小冊子)を配布する。 
参考書
なし 
成績評価の方法
及び基準
平常点(40%) 、 授業参画度(60%)
オフィスアワー
体育学科第1実験室,土曜日15:00-17:00