授業計画
|
1
|
ガイダンス -欠席の場合は履修できない- 授業計画、成績評価方法、毎授業の最後に行う小テストの形式の説明
|
2
|
パブロフの条件反射は、生き残る上で何の役に立つのか? -勝手に因果関係を学習する脳- レスポンデント条件づけ、各種反射機能との関連 プラシボ効果
|
3
|
罰のない世界は可能か? -罰を全否定する一部の行動学者たち- オペラント条件づけ、他行動・相容れない行動の分化強化、ヒューマニスティックな論理化、やわらかな罰
|
4
|
感情は生存の役に立つのか? -楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるという学説- 判断を支援する感情、吊り橋実験は何を物語るのか、互恵的利他主義
|
5
|
記憶はなぜ変容するのか? -みんな正しいと信じている自分たちの記憶- 潜在記憶、事後情報効果、無意識の剽窃、スキーマと記憶の関係
|
6
|
人格テストは自己を映し出す鏡か? -エゴグラムで性格を測定してみる- 交流分析理論、自我には5つの側面がある
|
7
|
ヒトは外界を“目で見ている”というより“脳で想像”している -視覚神経がこなす膨大な情報処理- 非感性的完結化、大きさ距離不変の法則、奥行き知覚のメカニズム、逆さ眼鏡の実験、視知覚の恒常性
|
8
|
意識が判断する前に、無意識が判断している -準備電位の存在は何を物語るのか- B.リベットの実験がもたらした波紋、無意識の再評価に関する最近の動向
|
9
|
人類は最初、意識を持ち合わせていなかったのか? -意識はそれほど必要ないのかもしれない- J.ジェインズの主張、その心理学的、大脳生理学的、精神病理学的、歴史的根拠。
|
10
|
私が私を制御していると感じるのは錯覚なのか? -異常な精神を通して考える正常な精神の実像- 意識と体、解離性障害と多重人格障害
|
11
|
ニューラル・ネットワーク -コンピュータとは根本的に違う人間の脳- 並列分散処理とは? コンピュータで人間の脳を再現できるのか?
|
12
|
何が人の幸福を決めるのか? -年収か、性格か、それとも遺伝なのか- SWB(主観的幸福感)、年収と幸福の関係、内向性と外向性、順応水準説、幸福の遺伝率
|
13
|
なぜこんな男を好きになるのか? ―遺伝子と深層心理に翻弄される愛― 進化心理学、実効性比、共依存のフロイト流解釈、ミュージシャンはなぜもてるのか?
|
14
|
心理学の文献調査 -予定-
|
15
|
総括および全学生の小テスト提出状況の確認
|