日本大学文理学部シラバスオンライン入稿

授業テーマ	自然界の構造のスケール。
授業のねらい・到達目標	自然現象を理解する上で必須の物理学の基本的概念を概説する。原子のミクロな世界から、惑星、天体、宇宙全体のマクロの世界まで、その理解の基本法則の発見に至った実験や観測事実と、物理学的解釈による法則の意味を解説する。自然界の構造のスケールの理解を目標とする。
授業の方法	随時そのテーマに関連した実験データや観測記録の資料を配布し、それからどのような法則化がなされたかを説明する形式で行う。電磁気学、量子力学の考え方から宇宙論を中心に講義する。現代物理学における自然法則の基礎を理解することを目標とする。
履修条件	物理学１を履修していることが望ましい。
事前学習・授業計画コメント	配布資料の内容をよく理解しておくこと。

授業計画
1	講義全体のガイダンスと参考文献等必要な情報の説明。
2	第４章　e　（電子の発見）　４－１　クーロンの法則。
3	４－２　マクスウェルの電磁気学。
4	４－３　光とは何か？
5	第５章ｈ（量子の世界）　　５－１　原子のモデル。
6	５－２　プランク定数について。
7	５－３　光子とコンプトン散乱について。
8	５－４　不確定性原理。
9	第６章 H　（宇宙論）　６－１　赤方偏移とハッブル定数について。
10	６－２　宇宙背景放射について。
11	６－３　ビッグバン宇宙について。
12	自然界の構造スケール７－１　物理基本定数について。
13	７－２　自然界の構造のスケールと基本的パラメータの関連について。
14	レポート課題の解説。
15	まとめ。

その他
教科書	講義期間中に資料配布する。
参考書	池内　了『宇宙と自然界の成り立ちを探る』サイエンス社 1995年第1版講義期間中に随時紹介する。
成績評価の方法及び基準	レポート(100%) コメント[配布資料と講義内容を主としたレポート課題を各章ごとに出題する。]
オフィスアワー	本館２階講師室又は授業終了後1０分間。
備考	配布資料の内容をよく理解すること。