科目名  哲学学習法
          
  
2 単位  
 
哲学科  
1 年  
前期 
必修 
教員名  小林 紀由 
授業テーマ
哲学を学習する基本的技能を学ぶ 
授業のねらい・到達目標
ある課題について考えるために、文献を探して、正確に読み、新たな問題を発見し、その問題について考えたことを他者に分かりやすい文書にして表現する。そういった技能を身につけることが目標です。 
授業の方法
講義と、技能を身につけるための諸課題が課されます。 
事前学習・授業計画コメント
授業のねらい
 哲学を研究するという営みは、哲学的な諸問題について、 (A)「有意味な問いを発見し」、その問いに関連する (B)「文献等を調査し」、(C)「批判的に考え」、(D)「その成果を記述し、他の研究者による検討・吟味のために公開する」という一連の活動よりなっています。哲学を学習するみなさんもこの一連の活動を行い、卒業論文という形でその成果を記述すること [(D)にあたります] を目指すこととなります。その目的に向かう4年間の営みの中に、諸分野の講義を聴き、ノートをとり、ともに文献を読み、議論し、レポートを作成する作業もあるわけです。
 上の(A)から(D)の過程のうち、(C)の「批判的に考える」ことは哲学の研究(学習)の特徴ともいえる所ですので、年間を通した別の授業「クリティカル・シンキング」で訓練されます。この授業「哲学学習法」では(A) (B) (D)について、その基礎を学びます。(講義ノートの取り方、レポートの作成法なども扱います。)(A)の「有意味な問いを発見すること」は容易に身につくことではありませんが努力し、(B) (D)については基本的な方法・技能というべきものがありますので、実践的な練習を通して身につけるようにしてください。
 
その他
教科書
教科書はありません。プリント等を用意します。 
成績評価の方法
及び基準
諸課題(100%)
オフィスアワー
哲学科小林研究室 月曜・火曜・木曜(時間は授業時に指示する)