科目名  クリティカル・シンキング2
          
  
1 単位  
 
哲学科  
1 年  
後期 
必修 
教員名  丹治 信春 
授業テーマ
論理的思考力の訓練 
授業のねらい・到達目標
「クリティカル・シンキング(批判的思考)」とは、ものごとを「考える」とき(とりわけ、この授業で重視する「推論」を行なうとき)、論理的に正しく考えられているかどうかを吟味することです。哲学に限らず、あらゆる学問において、また生活のあらゆる場面において、論理的思考力は重要であり、この授業では、その力と批判的態度の獲得を目指します。 
授業の方法
下記の教科書を使って、できるだけ「学生参加型」の授業にしたいと思っています。但し、教科書には、私には賛成できないところもあり(完全に満足のゆく教科書はありません)、教科書に対しても「批判的」に考えることになります。 
事前学習・授業計画コメント
毎回、教科書を10ページくらい先まで読んできてください。ときどき、課題レポートの提出を求めることがあります。 
授業計画
1
前期「クリティカル・シンキング1」試験の解説 
2
論証の「欠陥」を見つけ出す(1) 
3
論証の「欠陥」を見つけ出す(2) 
4
いくつかの典型的な「欠陥」 
5
新たな情報による、論証の再評価 
6
「存在根拠」を与える「説明」としての論証 
7
「説明」を吟味する(1) 
8
レポート課題解説(質疑応答) 
9
レポート課題解説(質疑応答) 
10
「説明」を吟味する(2) 
11
「評価」スキルの総合練習 
12
この主張からは何が結論できるか? 
13
「相似論証」を提示する 
14
一般原則を個別例に適用し、吟味する 
15
まとめ 
その他
教科書
アン・トムソン  『論理のスキルアップ:実践クリティカル・リーズニング入門』  春秋社  2008年
 
成績評価の方法
及び基準
試験(70%) 、 平常点(30%)
コメント[「平常点」には、出席状況、レポート提出状況、クラスへの貢献などが含まれます。
授業は3クラスに分かれて行ないますが、学期末試験は合同でやります。]
オフィスアワー
火曜日 13:30-14:30 
備考
「記号論理」を平行して履修すると、理解の助けになるでしょう。