科目名  宗教学基礎講読2
          
  
1 単位  
 
哲学科  
1 年  
後期 
選択必修 
教員名  小林 紀由 
授業テーマ
旧約聖書(ヘブル語聖書)から宗教を学ぶ 
授業のねらい・到達目標
旧約聖書(ヘブル語聖書)はユダヤ教の教典であり、新約聖書とともにキリスト教の教典を構成し、またイスラームにおいても重視され、その影響は両宗教を通じて広く今日の世界にもおよんでいる。この講座では旧約聖書(ヘブル語聖書)の神話および律法として記録された文書を学ぶことにより、ユダヤ教、キリスト教やイスラームの理解、また広く宗教なるものの理解の一助とすることを目標としている。なお、この講座は信仰の立場から聖書を読むものではない。また、ひとつの物語として聖書を読むものでもない。歴史上の文書として、出来得る限り近年の文献学上の成果をふまえ解説し、考えるものである。 
授業の方法
中心は講義であるが、授業内にていくつかの小課題を課す。 
履修条件
なし 
事前学習・授業計画コメント
課題個所を事前に熟読すること。また、授業後にはあらためて読んでみること。以上の作業は繰り返し必要である。 
授業計画
1
旧約聖書とはどのような文書か 
2
創世記という文書および神話について 
3
神と選民(神とは何か) 
4
創造神話の特徴 
5
創造と秩序(人間と自然) 
6
安息日をめぐる問題 
7
創造と秩序(男と女)、そしてエデンをめぐる問題 
8
創世記と出エジプト記 
9
出エジプトと律法 
10
モーセ律法の精神1 
11
モーセ律法の精神2 
12
王権神話 
13
予言者の思想 
14
課題学習 
15
授業総括 
その他
教科書
初回の授業にて指示する。 
参考書
授業中に指示する。 
成績評価の方法
及び基準
レポート(60%) 、 小課題(40%)
オフィスアワー
哲学科小林研究室 月曜・火曜・木曜(時間は授業中に指示する)