授業テーマ
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公共性の倫理思想史
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授業のねらい・到達目標
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アレント、ハーバーマス、ロールズ、サンデルといった哲学者の公共性の思想を概観し、さらに現代の公共性の諸問題について考察する。そのことにより、公共性と正義の可能性や現実の諸問題に対する理解を深めることがこの授業の目的である。
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授業の方法
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講義とテキスト講読を中心とする(適宜グループディスカッションを行う)。
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事前学習・授業計画コメント
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前回(まで)の授業内容を復習して理解を深めること。なお、初回にシラバスの詳細に関するガイダンスを行うため、必ず出席すること。
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授業計画
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1
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イントロダクション
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2
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公共性の思想(1)アレント
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3
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公共性の思想(2)ハーバーマス
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4
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公共性の思想(3)アレントとハーバーマス
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5
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公共性の思想(4)ロールズ
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6
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公共性の思想(5)サンデル
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7
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公共性の思想(6)ロールズとサンデル
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8
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公共性の諸問題(1)
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9
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公共性の諸問題(2)
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10
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公共性の諸問題(3)
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11
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公共性の諸問題(4)
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論点の整理とまとめ
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理解度の確認(授業内テスト)
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14
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課題学習
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総括
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その他
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教科書
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授業中にコピーを配付する。
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参考書
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ハンナ・アレント『人間の条件』志水速雄訳、筑摩書房、1994年 ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換―市民社会の一カテゴリーについての探究』細谷貞雄・山田正行訳、未来社、1994年 ジョン・ロールズ『正義論(改訂版)』川本隆史・福間聡・神島裕子訳、紀伊國屋書店、2010年 M.J.サンデル『これからの「正義」の話をしよう ― いまを生き延びるための哲学』鬼澤忍訳、早川書房、2010年
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成績評価の方法 及び基準
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授業内テスト(48%)
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出席状況(52%)
コメント[授業への出席を重視する。出席状況は、第1回~第12回と第15回の全13回を対象とする。毎回の授業で提示する問題に対するコメントを書くことで出席が認められる。]
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オフィスアワー
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月曜5限 2号館11階助教室
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