授業テーマ
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近世における美学の誕生から近代美学の成立まで
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授業のねらい・到達目標
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美学史を、学説の羅列ではなく、生きた歴史として構成することを試みる。受講者には、この大きな歴史の展開を背景として、美学の成立を理解することが求められる。
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授業の方法
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講義。
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履修条件
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過去の美学に対する関心をもたずに、単なる単位とりを目的とする受講はみとめない。
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事前学習・授業計画コメント
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事前の学習は不要。毎回の講義の復習を勧める。なお、この講義は教員が挑戦中の主題なので、以下のプログラムは変更されることがある。
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授業計画
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1
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美学の歴史全体の展望
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2
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バウムガルテンによる美学の創立と感性的認識の意義(ライプニッツとパスカル、第六感、内部感覚)
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3
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美の形而上学(ホッブズとシャフツベリ、マルブランシュ)
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4
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藝術存在の展開
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5
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アルベルティの藝術思想
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6
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古代哲学の受容①(プラトニズム)
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7
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古代哲学の受容②(アリストテレス、ストア派)と古典主義美学(ボワローとヴィンケルマン)
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8
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ディドロの美学
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9
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美、優美、崇高(バーク、カント)
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10
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シェリングにおける近代的な美の概念の成立
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11
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カントと自律性の美学
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12
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美の人格作用(シラー)
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13
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授業内試験と解説
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14
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課題学習
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15
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ヘーゲルの美学(藝術の歴史的展望)
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その他
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参考書
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佐々木健一
『美学への招待 (中公新書)』
中央公論新社
2004年
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成績評価の方法 及び基準
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授業内テスト(70%)
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授業参画度(30%)
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オフィスアワー
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授業の際に伝える。
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