授業テーマ
|
近代美学の展開と現代美学への変貌
|
授業のねらい・到達目標
|
美学史を、学説の羅列ではなく、生きた歴史として構成することを試みる。受講者には、この大きな歴史の展開を背景として、美学の成立を理解することが求められる。
|
授業の方法
|
講義。
|
履修条件
|
過去および現在の美学に対する関心をもたずに、単なる単位とりを目的とする受講はみとめない。
|
事前学習・授業計画コメント
|
事前の学習は不要。毎回の講義の復習を勧める。なお、この講義は教員が挑戦中の主題なので、以下のプログラムは変更されることがある。
|
授業計画
|
1
|
ロマン主義の美学と「近代」意識の展開
|
2
|
形式主義への転換(ハンスリック、ロシア・フォルマリスム)
|
3
|
藝術のための藝術と人生のための藝術
|
4
|
精神分析学と美学
|
5
|
新観念論の美学(クローチェ、コリングウッド)
|
6
|
美学(aesthetics) と藝術学/スリオにおける美学の新しい地平
|
7
|
ベンヤミンと複製論
|
8
|
ハイデッガーの藝術哲学(作品存在、大地と世界)
|
9
|
アドルノの美学
|
10
|
プラグマティズムの美学(デューイ、シュスタマン)
|
11
|
分析美学(美的概念、理論の意味、藝術の定義、藝術の終焉)
|
12
|
記号論と解釈学
|
13
|
授業内試験と解説
|
14
|
課題学習
|
15
|
総括/現代美学の新傾向(身体、環境、日常性、大衆藝術、ジェンダー)
|
その他
|
参考書
|
佐々木健一
『美学への招待 (中公新書)』
中央公論新社
2004年
|
成績評価の方法 及び基準
|
授業内テスト(70%)
、
授業参画度(30%)
|
オフィスアワー
|
授業の際に伝える。
|
|