科目名  宗教史4
          
  
2 単位  
 
哲学科  
1・2 年  
後期 
選択必修 
教員名  合田 秀行 
授業テーマ
インド仏教(後期)とチベット仏教の思想を学ぶ 
授業のねらい・到達目標
「宗教史3」に引き続き、インドにおける後期仏教とチベット仏教の展開とその思想について理解することを目的とする。具体的には、中期・後期大乗仏教の諸学派と密教の思想を対象とする。さらにインドから仏教を受容して今日まで連綿と継承されているチベット仏教を概観し、四大宗派の特徴についての基礎的な知識を習得する。 
授業の方法
テキストあるいは配付資料に用いて講義形式を取る。特にチベット仏教については、担当者の作成したプリントで補完する。適宜、関連する映像資料も上映する予定である。 
履修条件
宗教史3と併せて履修することが望ましい。 
事前学習・授業計画コメント
予め次回に進む範囲を指示するので、テキストあるいは配付資料を読んで講義に臨むこと。 
授業計画
1
ガイダンス 仏教の成立から大乗仏教運動までの概観 
2
中期・後期大乗仏教(含密教)史の概観 
3
中期・後期大乗仏教の思想(1)如来蔵思想 
4
中期・後期大乗仏教の思想(2)唯識思想 
5
中期・後期大乗仏教の思想(3)仏身論・密教 
6
中期・後期大乗仏教の思想(4)中観派・瑜伽行派の展開 
7
中期・後期大乗仏教の思想(5)仏教論理学と認識論 
8
チベット仏教史の概観 
9
チベット仏教の思想(1)ゲルク(カダム)派のラムリム 
10
チベット仏教の思想(2)サキャ派の道果説 
11
チベット仏教の思想(3)カギュー派のマハームドラー(大印) 
12
チベット仏教の思想(4)ニンマ派のゾクチェン(大究竟) 
13
チベット仏教の現状 ダライ・ラマ制度とチベット問題 
14
課題学習 
15
総括 
その他
教科書
三枝充悳  『仏教入門 (岩波新書)』  岩波書店
 
参考書
詳細は、授業中に紹介する。使用するテキストの巻末の参考文献一覧も参照のこと。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(40%) 、 レポート(60%)
コメント[レポートは講義内容を十分に踏まえて作成すること。]
オフィスアワー
授業中に指示する。