科目名  美学演習7
          
  
1 単位  
 
哲学科  
2~4 年  
前期 
選択必修 
教員名  高橋 陽一郎 
授業テーマ
近代美学の基本文献講読 
授業のねらい・到達目標
美学史上最重要文献の一つであるカント(Immanuel Kant, 1724-1804)の『判断力批判』(Kritik der Urteilskraft, 1790)を読みながら,美学的思考の鍛錬と知識の習得を図る。講読には邦訳を使用するが、訳語、訳文、解釈等の問題点については、その都度原文を参照の上、指摘する。今年度は本書第一部の最終部分「弁証論」から輪読する。この箇所は、「美」と「概念」との関係が問題となる箇所であり、私たちはこの箇所を読むことで、美の享受は本来どのようなものであるべきか、という大事な問題を考えることになろう。 
授業の方法
輪読形式で進める. 
履修条件
なし 
事前学習・授業計画コメント
カントの美学思想を十全に理解するために、授業後、その日のテキストで問題となった事柄をノートすることが望ましい。また、理解を助けるために大いに質問されたい。 
授業計画
1
演習の目的や授業の進め方についてのガイダンス 
2
カント哲学の問題設定についての解説 
3
『判断力批判』の体系上の位置と概要の解説、及び「弁証論」の意味について
 
4
『判断力批判』第55節の輪読と解説 
5
『判断力批判』第56節の輪読と解説 
6
『判断力批判』第57節の輪読と解説 
7
『判断力批判』第57節の輪読と解説 
8
『判断力批判』第57節注の輪読と解説 
9
『判断力批判』第58節注の輪読と解説 
10
『判断力批判』第58節の輪読と解説 
11
『判断力批判』第59節の輪読と解説 
12
『判断力批判』第59節の輪読と解説 
13
『判断力批判』第60節の輪読と解説 
14
課題学習 
15
総括 
その他
教科書
『『判断力批判』(上) (カント)』  岩波書店(岩波文庫)
 
参考書
授業中に適宜指示する 
成績評価の方法
及び基準
平常点(50%) 、 授業参画度(50%)
オフィスアワー
水曜日12:10~13:00