科目名  哲学特殊講義4
          
  
2 単位  
 
哲学科  
2~4 年  
後期 
選択必修 
教員名  三平 正明 
授業テーマ
論理形式の分析 
授業のねらい・到達目標
論理をめぐっては、興味深い問題がいろいろあります。例えば、 結論が前提から「必ず」出てくるというときの、論理の「必ず」は、他の種類の「必ず」とどこが違うのか、また、その違いは何に由来するのか、などなど。こうした問題に関心をもってもらうために、この授業では、日本語や英語の文の論理形式を分析していきます。そして、妥当性、真理関数、条件法、量化、必然性といった重要な概念の理解を深めるとともに、そこに見出される哲学的問題を少しずつ考察していきます。それによって、論理の哲学の入門を果たすことが、この授業の目標です。 
授業の方法
半分講義、半分演習になります。セインズブリー『論理形式:哲学的論理学入門』をもとにして、プリントや資料を配布します。その内容を解説した後、プリントに付された問題を解いたり、考えたりします。  
履修条件
なし 
事前学習・授業計画コメント
授業終了時に出される課題を解いて、次回の授業時に提出してください。 
授業計画
1
同一性。数形容詞
  
2
名前と記述  
3
命題的態度 
4
二項量化子。代入量化
  
5
述語の量化と二階論理
 
6
存在と自由論理
  
7
必然性と可能性
  
8
反事実的条件法
  
9
事象の必然性と言表の必然性
 
10
惑星の数
  
11
貫世界的同一性
 
12
論理形式と論理語
 
13
授業内試験と解説
 
14
課題学習
  
15
総括
  
その他
教科書
なし。プリントや資料を配布します。 
参考書
Mark Sainsbury,  Logical Forms : An Introduction to Philosophical  Logic , Blackwell , 2001 , 2 edition
飯田隆  『言語哲学大全1 論理と言語』  勁草書房  1987年
戸田山和久  『論理学をつくる』  名古屋大学出版局  2000年
 
成績評価の方法
及び基準
平常点(20%) 、 授業内テスト(50%) 、 授業参画度(30%)