科目名  美学特殊講義2
          
  
2 単位  
 
哲学科  
2~4 年  
後期 
選択必修 
教員名  木村 建哉 
授業テーマ
映画史の多様性:非/前/反古典的ハリウッド映画 
授業のねらい・到達目標
20世紀前半の映画において、支配的な影響力を持ったのが古典的ハリウッド映画であるが、その枠内にはとどまらない多様な映画の有り様を具体的に理解することで、映画史の基本を理解するのみならず、映像メディア全般についてのリテラシーを獲得する。 
授業の方法
毎回具体例として、映画の幾つかの場面をヴィデオで見て、それについて受講者に質問し、その答えに対して説明を加える形で授業を進めます。
 
履修条件
美学特殊講義1を履修していることが望ましいが、履修していない受講者も授業内容が理解できて、評価において不利にならないように配慮する。 
事前学習・授業計画コメント
教科書の指定の箇所を事前に読んでくることや、特定の映画作品を図書館等でヴィデオで見てくることを要求することがある。
授業後には、可能ならば授業で取り上げた場面を図書館等でヴィデオで見直して、授業内容についての理解を深めること。 
授業計画
1
イントロダクション 
2
古典的ハリウッド映画の表現システム概観(1) 
3
古典的ハリウッド映画の表現システム概観(2) 
4
古典的ハリウッド映画の表現システム概観(3) 
5
1960年代以降のアメリカのメジャー系映画 
6
映画史初期(1):リュミエール兄弟 
7
映画史初期(2):エディソン 
8
映画史初期(3):ジョルジュ・メリエス 
9
映画史初期(4):エドウィン・S・ポーター 
10
グリフィスと古典的ハリウッド映画の形成(1) 
11
グリフィスと古典的ハリウッド映画の形成(2) 
12
反古典的ハリウッド映画(1):ネオレアリズモ(1) 
13
反古典的ハリウッド映画(2):ヌーヴェルヴァーグ 
14
課題学習 
15
授業内試験と解説 
その他
教科書
デイヴィッド・ボードウェル,クリスティン・トンプソン  『フィルム・アート 映画芸術入門』  名古屋大学出版会  2007年  第1版
アンドレア・グローネマイヤー  『ワールド・シネマ・ヒストリー』  晃洋書房  2004年  第1版
前者は、原書第7版の日本語訳。映画学入門書・概説書の決定版で、原書は全米の映画学科で教科書として使用されている。用語集と詳しい参考文献表あり。
後者は、通読可能な、世界映画史の簡便な入門書である。 
参考書
授業中に詳細な参考文献表を配布する。 
成績評価の方法
及び基準
試験(100%)
コメント[授業中の発言に対しては、授業内試験(実施回未定)とは別に、+αとして加点する。]
オフィスアワー
授業終了後30分。場所については初回の授業で開示する。