授業テーマ
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仏教の時間論 ─ 原始仏教の諸行無常から道元の時間論へ ─
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授業のねらい・到達目標
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「時間とは何か?」という問題は、哲学の最も重要なテーマの一つであるが、宗教とも深く関わってくる問題である。それは人間存在及び人生と深く関係していると言い得るからである。この授業では主に仏教における「時間」または「無常」の問題を取り扱うが、特に道元の『正法眼蔵』有時などを資料にして、共にその問題を探求してゆく。道元の場合、それは仏性の問題にもなってゆく。この授業で「時間」や「自己と時間」等の問題に関する様々な思想を学びつつ、それらに関して自ら哲学する姿勢を養う。
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授業の方法
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基本的には講義&演習形式で授業を進めてゆく。即ち、「時間とは何か」という問題提起から講義を始め、原始仏教の時間論(諸行無常の教説) などの仏教の時間論に関して、時には資料を読みながら授業を進めてゆく。特に道元禅師の『正法眼蔵』有時の巻は難解であるが、仏教の時間論に関しては最も詳細にして深い内容であると見られるので、受講生と共に解読してゆきたい。また、単に先哲の「時間」に関する思想を受動的に学ぶのみならず、共に考え哲学してゆきたい。
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事前学習・授業計画コメント
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毎回の授業内容を復習し、そこで疑問に思ったことは自分で出来るだけ調べ、考え、哲学して授業にのぞむこと。またどれだけ調べても、考えても、また哲学しても解決し得ない問題に関しては、毎回授業の最後に提出するコメントペーパーにその問題について書くようにすること。
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