科目名  テーマ研究2
          
  
2 単位  
 
 
1 年  
後期 
必修 
教員名  梶川 信行 
授業テーマ
古典を学ぶことの意義を考える 
授業のねらい・到達目標
 18世紀以後の文学は江戸・東京が中心だが、それ以前は畿内(関西の一部)を中心とした文学史である。とりわけ8世紀以前の作品は、現在の国土の1パーセントにも満たない奈良を舞台としている。そこで、上代の文学作品を読み進めながら、奈良という空間を考えてみたいと思う。また、現代とはまったく異なる古代的な世界観についても、理解を深めたい。
 教員免許状取得を志望する者に対応して、社会全体に共通する普遍的テーマについて、理解を深め、自ら考え、調査し、生徒を指導できる力を養うため、必要に応じて実地の見学・調査等を行いつつ、ディスカッション等を中心とした演習形式の授業を行う。 
授業の方法
 上代の文学作品を読み進めつつ、調査の方法などについて、できるだけ具体的に説明したい。その上で、1人1人に課題を与え、各自が調べて来たことを、授業中に報告させる。それを基にして、最終的に小冊子を作成する予定である。 
履修条件
クラス指定がある。 
授業計画
1
ガイダンス 
2
万葉集の概説 
3
東国の万葉 
4
地名を詠むこと 
5
古代語を考える 
6
枕詞を考える 
7
序詞を考える 
8
学生の報告と質疑 
9
学生の報告と質疑 
10
学生の報告と質疑 
11
学生の報告と質疑 
12
高校の古典の教科書の中の万葉歌1 
13
冊子の評価 
14
高校の古典の教科書の中の万葉歌2 
15
まとめ 
その他
教科書
鶴久・森山隆  『萬葉集』  おうふう  1972年
『万葉集』以外の作品については、プリントを用意するか、プロジェクタを使用して、スクリーンで見せる。
 
参考書
授業中、適宜指示する。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(50%) 、 レポート(50%)
コメント[課題を2度与える予定である。それが評価の基本である。出席を評価の対象にはしないが、3分の2に満たない学生には、単位を認定しない。遅刻は3回で、欠席1回とカウントする。]
オフィスアワー
月・木・金。具体的な時間は開講時に伝える。