授業テーマ
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「作家」の付加価値について考える
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授業のねらい・到達目標
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「近代日本語文学」という言葉を聞いたことがあるのだろうか。分かりやすく言えば、日本文学の枠組みについて考える際、「日本人」ではない書き手の作品をあわせて考えることを意味するらしい。最近は、日本の植民地支配の記憶が刻まれている「在日」の問題だけではなく、日本語を第1言語としない「外国」から移動してきた人々の文学作品もあわせて考える流れになっている。とりわけ、文学(定義の難しい言葉)と関連する領域で「境界」、「外部」、「他者」などの言葉が前景化される過程で新たな書き手、あるいは新たな文学史が出現することが多い。これらの現象について批判的にアクセスすることによって、日本文学を勉強するため思考方法などを身につけることができるだろう。
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授業の方法
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基本的に講義形式によるが、授業内容に即した課題の提出やディスカッションを行う。具体的にどのような小説やエッセイを取り上げるかについてはガイダンスで提示する。
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事前学習・授業計画コメント
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指定されたテクストを必ず読んでくること。
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授業計画
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1
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ガイダンス
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2
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リービ英雄①
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3
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リービ英雄②
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4
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張赫宙とシリン・ネザマフィ①
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5
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張赫宙とシリン・ネザマフィ②
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6
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李良枝と楊逸①
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7
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李良枝と楊逸②
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8
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中上健次①
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9
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中上健次②
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10
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大城 立裕①
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11
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大城 立裕②
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12
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大江健三郎
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13
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村上春樹と宮部みゆき①
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14
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村上春樹と宮部みゆき②
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15
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まとめ
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その他
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教科書
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教科書は指定しない。プリントを用意する。
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参考書
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授業中に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準
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平常点(40%)
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授業内テスト(60%)
コメント[授業内における議論の積極性、課題提出などを平常点として評価する。]
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オフィスアワー
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開講時に伝える。
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