科目名  日本文学史1
          
  
2 単位  
 
 
1~4 年  
後期 
選択必修 
教員名  辻 勝美 
授業テーマ
中世の文学 
授業のねらい・到達目標
中世文学の主要な作品を中心にして、それぞれの特質や表現史的展開について理解を深める。 
授業の方法
中世に成立した主要な文学作品をとりあげて、上代・中古文学との関わりや史的展開について講述してゆく。できるだけ多様なジャンルの作品を読み、相互の関連についても言及し、中世文学全般に対する理解、関心を深めてゆくようにする。 
授業計画
1
西行法師とその時代ー西行と中世文学,「西行的」な世界ー 
2
藤原俊成と『千載和歌集』ー中世的世界、院政期文学史の問題ー 
3
後鳥羽院と『新古今和歌集』ー新古今歌壇、その成立と革新性ー 
4
藤原定家とその歌論ー「本歌取り」をめぐる問題ー 
5
鴨長明と『無名抄』ー随筆的歌論の世界と日本の芸能論ー 
6
鴨長明と『方丈記』ー「記」の文学、草庵文学の系譜ー 
7
『平家物語』の時代ー作品の成立と展開ー 
8
『建礼門院右京大夫集』と平家文化圏ー私家集と日記・記録ー 
9
『宇治拾遺物語』の説話的世界ー伝承の文学とその成立ー 
10
『古今著聞集』の説話的世界ー編者・編集・構成をめぐる問題ー 
11
『十六夜日記』と鎌倉ー名所・歌枕、歌道家の成立とその展開ー 
12
『とはずがたり』の旅ー物語と日記紀行文学ー 
13
兼好法師と『徒然草』ー王朝古典文学とのかかわりー 
14
連歌師・武将と日記紀行文学 
15
まとめ 
その他
教科書
浅見和彦・天野文雄・小島孝之・田村柳壹  『編年 中世の文学』  新典社  1990年
 
参考書
授業中に指示する 
成績評価の方法
及び基準
レポート(50%) 、 授業内テスト(30%) 、 授業参画度(20%)
オフィスアワー
水・木・金 12:10から13:00まで 7号館4階7419