科目名  上代文学講義1
          
  
2 単位  
 
 
2~4 年  
前期 
選択必修 
教員名  梶川 信行 
授業テーマ
教科書の中の万葉歌 
授業のねらい・到達目標
 高等学校の古典の教材として、教科書の中に『万葉集』の歌々が取り上げられている。取り上げた歌の数や、取り上げられた歌は、各教科書会社によって異なるものの、そこにはひとつの傾向がみられるように思われる。それは、千年を超える『万葉集』の享受史の中で名歌と認定された歌を取り上げる、という傾向である。すなわち、高等学校では奈良時代に成立した『万葉集」という歌集を学んでいるのではなく、その享受史を学んでいるのだが、そのことがほとんど意識されていないように思われる。この講義では、その点を再確認することを通して、『万葉集」を読むとはどういうことなのかを考えてみたいと思う。 
授業の方法
 講義を中心とするが、毎時間プロジェクタを使い、さまざまな画像を見せる。また、授業中に小さな課題を与えることも考えている。 
授業計画
1
ガイダンス・問題意識について 
2
雄略天皇の歌 
3
額田王の歌 
4
有間皇子の歌 
5
大伯皇女の歌 
6
柿本人麻呂の歌 
7
志貴親王の歌 
8
山部赤人の歌 
9
大伴旅人の歌 
10
山上憶良の歌 
11
大伴坂上郎女の歌 
12
大伴家持の歌 
13
東歌 
14
防人歌 
15
まとめ 
その他
教科書
鶴久・森山隆  『萬葉集』  おうふう  1972年
 
参考書
その他については、授業中に適宜指示する。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(20%) 、 レポート(80%)
コメント[授業の内容を反映しないレポート、参考文献を丸写ししたレポートは、評価の対象としない。]
オフィスアワー
月・木・金。具体的な時間は開講時に伝える。