授業テーマ
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現代日本の批評(比較文学史的にみる)
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授業のねらい・到達目標
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日本近代文学が西欧の影響抜きには成立し得なかったように、近代日本の文芸批評・文学理論も多様な影響を受けつつ独自の発展を遂げてきた。授業では西洋の文学理論の歴史を概観しながら、戦後日本を代表する批評家や国文学研究者の方法を浮かび上がらせていきたい。様々な批評理論に触れることで、自らの(卒論等での)研究方法を考えるきっかけになればと願っている。
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授業の方法
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講義形式。主にパワーポイントを用いるが、画面を印刷したものは配布しない。
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事前学習・授業計画コメント
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以下の授業計画はあくまでも仮のもので、西洋批評理論の概観したうえで、第二次世界大戦後の日本の批評動向を、古典文学研究やサブカルチャー論まで含め、みていきたいと考えている。
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授業計画
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1
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近代批評の誕生
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2
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国文学の成立
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3
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ニュークリティシズム
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4
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ロシアフォルマリズム
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5
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現象学的批評
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6
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マルクス主義と文学理論
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7
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「近代文学」派の批評
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8
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歴史社会学派と戦後日本
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9
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構造主義・ポスト構造主義
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10
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作品論からテクスト論へ
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11
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物語学(ナラトロジー)
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12
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サブカルチャー研究の源流
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13
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文化研究の方法
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14
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批評領域の広がり
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15
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まとめ
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その他
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教科書
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なし。
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参考書
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筒井康隆
『文学部唯野教授』
岩波現代文庫
2000年
テリー・イーグルトン
『新版 文学とは何か―現代批評理論への招待』
岩波書店
1997年
その他、教場で随時紹介する。
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成績評価の方法 及び基準
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平常点(40%)
、
レポート(60%)
コメント[授業出席が単位修得の大前提。平常点が一定の点数に達しない者は、レポートを採点対象としない。]
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