授業テーマ
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書誌学の基礎を学ぶ。
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授業のねらい・到達目標
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書誌学の目的は書物について記述することである。書物には「物体」としての側面と「情報」としての側面があり、書誌学では主として「物体」としての側面について記述する。その際、書物がどのように作られたか(制作)・どのように読まれたか(享受)を、書物そのものから読み取ることも重要となる。この授業では特に近世の版本を対象として、「物体」としての書物のとらえ方と、記述の方法を身につける。くずし字の読解もおこなう。
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授業の方法
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講義形式・実習形式の併用。版本の実物を用いて、書誌調査を実践する。 印刷・出版・書物に関する博物館等の見学(授業時間外の土曜ないし日曜)も予定している。
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事前学習・授業計画コメント
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教科書を必ず購入すること。第1回の授業でガイダンスを行うので、必ず参加すること。
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授業計画
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1
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ガイダンス
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2
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版本の特徴と記述方法(1)
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3
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版本の特徴と記述方法(2)
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4
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版本の特徴と記述方法(3)
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5
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くずし字の解読(1)
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6
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くずし字の解読(2)
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7
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書誌調査の実践(1)
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8
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書誌調査の実践(2)
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9
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実践報告(1)
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10
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書誌調査の実践(3)
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11
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書誌調査の実践(4)
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12
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実践報告(2)
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13
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印刷と出版の文化
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14
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書物の歴史と文化
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15
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全体のまとめ・補足
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その他
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教科書
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堀川貴司
『書誌学入門』
勉誠出版
2010年
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成績評価の方法 及び基準
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平常点(50%)
、
レポート(50%)
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オフィスアワー
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月曜3限(予定)。7号館4階7414研究室。
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