授業テーマ
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下記の教科書を中心に、「音楽とその時代背景」を考えてみましょう。
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授業のねらい・到達目標
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音楽に関する文章を読みこなすことを目標とする。 音楽がその時代背景とともに存在することを理解し、その関係を個別のテーマで概説できるようにする。 歌曲の歌詞を読み、理解する。
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授業の方法
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初回は最初のテーマのプリントを配布します。 次回の授業範囲は授業終了時に説明しますので、かならず予習しましょう。 教科書を含むテキストの内容を発表しましょう。 前期中に、みなさんが調べるテーマを設定しますので、それについて発表していただけたらと思っています。
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事前学習・授業計画コメント
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授業全体を通して、音楽関連の記述を読む訓練をし、音楽がその時代背景とともにあることを理解してゆきたいと思っています。授業の最初に、ドイツ国歌とオーストリア国歌の歌詞を読み、Veronica Beci著の"Musiker und Maechtige"の導入の章(抜粋・プリント)を読みます。ここで「ハイドン作曲のドイツ国歌の成立史」というテーマを考えてみましょう。それから教科書に移ります。教科書は第1章(ミュンヘンとラッソ)、第2章(ライプツィヒとバッハ)、第3章(ベルリンとフリードリヒ大王)、第4章(ザルツブルクとモーツァルト)を前期中に扱い、これに関連する文献や資料等を読むことにしています。第1章に関してはBeci著の前掲書のなかから「宮廷と音楽」の項の抜粋を読みます。第2章に関しては、バッハ作曲の『コーヒー・カンタータ』を視聴し歌詞を読むと同時に、「コンサート制度がどのように成立したか」を考えてゆきたいと思います。第3章では、フリードリヒ大王を描いたメンツェルの絵画『サンスーシのフルート演奏会』についての資料を読み、大王作曲の『フルート協奏曲』を聴きます。第4章では、「モーツァルトの『トルコ行進曲』はどうして"トルコ"なのか」というテーマで調べてみましょう。ドイツ語講読の発表だけではなく、テーマごとの発表をしてくれる積極的な学生さんが多数いることを望みます。14・15回目の授業で前期授業の総まとめをします。
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