科目名  社会学史1
          社会学史1
  
2 単位  
 
社会学科  
2 年  
前期 
必修 
教員名  好井 裕明 
授業テーマ
現代社会学の基礎:行為・構造・関係・自我 
授業のねらい・到達目標
私たちが生きている社会を考えるとき、どのようなものの見方があるのだろうか。現代社会学の基礎をできるだけ平易に語りだすことにより、ものの見方の基礎となる概念や思想を伝えたい。経験科学としての社会学がこれまで示してきた多様な視座を、細かく把握するのではなく、行為・構造・関係・自我という基本的な見方が腑に落ちるように語っていきたい。 
授業の方法
毎回、講義形式で、授業を進めていきます。 
授業計画
1
中世社会と近代社会:産業革命以降の社会の大転換、そして現代へ 
2
「実証的」ということとは:社会学が産声をあげるとき 
3
近代社会をいかにとらえるのか①:M.ヴェーバー「呪術からの解放」 
4
「官僚制」と「支配の3類型」 
5
第一回小テスト 
6
社会的行為の科学としての社会学:「行為の類型論」「理念型」 
7
近代社会をいかにとらえるのか②:E.デュルケム「社会的分業」という考え方 
8
自殺論について、「アノミー」という概念の意義 
9
「社会的事実」という考え方 
10
第二回小テスト 
11
社会的自我という考え方①:「鏡にうつった自我」 
12
社会的自我という考え方②:「Iとme」「一般化された他者」 
13
前期テスト 
14
慣習・人々の生活様式という見方:W.サムナー『フォークウェイズ』 
15
まとめ:行為・構造・関係・自我 
その他
教科書
新 睦人編  『新しい社会学のあゆみ』  有斐閣  2006年
教科書は必ず購入してください。講義時に適宜とりあげますが、またテストでの課題としても使用する予定です。社会学史2でも使用します。 
成績評価の方法
及び基準
試験(40%) 、 平常点(30%) 、 授業内テスト(30%)
コメント[成績は基本的に小テストと期末テストの結果を参考にしますが、授業での出席や受講態度も大きな評価の要素と考えています。]