科目名  社会学演習
          社会学演習
  
2 単位  
 
社会学科  
2 年  
通年 
必修 
教員名  中瀬 剛丸 
授業テーマ
メディアと社会のかかわりを学ぶ 
授業のねらい・到達目標
私たちが”世の中で起こっていること” ”社会の姿”として認識することの大半はメディアによって伝えられることです。メディアと社会のかかわりを学ぶことで、メディアが発達した現代の社会を生きている私たちの生活を社会学的な視点で把握することを目標とします。 
授業の方法
前半は、「社会問題とメディア」をテーマに文献(社会問題を取り上げた新書や文庫)の輪読をしながらドキュメンタリー番組を視聴します。報告の担当者だけでなく、毎回、全員に何らかの形でレポートの提出を求めます。後半は、いくつかのグループに分かれて「社会問題とメディア」に関連する共同研究に取り組みます。自分の考えをまとめてきちんと伝えるためのプレゼンテーションの能力を養うことにも重点を置きます。 
履修条件
演習の選考で履修が決まった学生 
事前学習・授業計画コメント
履修生には、演習での意見交換や共同研究への積極的な参加を求めます。本の輪読や共同研究で知識を得るとともに、グループでの議論で自分の意見をきちんと述べたり、人前で話をしたりする経験を積むことも重視します。 
授業計画
1
ガイダンス:演習の進め方のガイダンスと1分間スピーチ。参加者がそれぞれ、どういう分野や問題に関心を持っているかについて、1人1分程度の持ち時間でスピーチをしてもらいます。 
2
なぜ「メディア社会」なのか:メディア社会に関して基本的な認識を共有できるように概論の講義をします。 
3
貧困について考える① 
4
貧困について考える② 
5
格差について考える① 
6
格差について考える② 
7
つながりについて考える① 
8
つながりについて考える② 
9
生命の尊厳について考える① 
10
生命の尊厳について考える② 
11
ジャーナリズムついて考える① 
12
ジャーナリズムについて考える② 
13
前期のまとめ 
14
後期の共同研究に向けての話し合い 
15
グループワークの準備 
16
後期のガイダンス 
17
共同研究の進め方の話し合い 
18
研究計画のプレゼン 
19
グループワーク(1) 
20
グループワーク(2) 
21
グループワーク(3) 
22
中間報告 
23
グループワーク(4) 
24
グループワーク(5) 
25
グループワーク(6) 
26
グループワーク(7) 
27
グループプレゼンの準備 
28
共同研究グループプレゼン 
29
個人プレゼン 
30
まとめ 
その他
教科書
湯浅誠  『反貧困 (岩波新書)』  岩波書店
宮本みち子  『若者が<社会的弱者>に転落する (洋泉社新書)』  洋泉社
広井良典  『コミュニティを問いなおすーつながり・都市・日本社会の未来 (ちくま新書)』  ちくま書店
石牟礼 道子、 原田 正純  『新装版 苦海浄土 (講談社文庫)』  講談社
原寿雄  『ジャーナリズムの可能性 (岩波新書)』  岩波書店
 
参考書
参考文献は授業内で適宜紹介します。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(50%) 、 授業参画度(50%)
コメント[報告・発表の内容や意欲、自主研究の積極性などを総合して平常点を評価します。
出席・共同研究への貢献度で授業参画度を評価します。]
オフィスアワー
水曜日4限