授業テーマ
|
自立と依存の社会史
|
授業のねらい・到達目標
|
なぜ、人は自立しなくてはならず、依存することは許されないのか。現在のアクチュアルな問題を考えるために、過去に学ぶ。歴史的に振り返ることで、いまいちど、現代社会を捉え返し、過去から逆照射する。けっして過去に埋没するのではなく、現在へと立ち返り、過去を新たにまなざす。この往復のなかにこそ、社会史の役割がある。本講義では、上記の問題関心のもと、さまざまな生活領域を横断することで、現代社会における自立と依存をめぐる問題群について考察し、社会史のアプローチを修得する。
|
授業の方法
|
講義・ディスカッション・授業中に発言をしてもらう・文章を書いてもらうこともある。最終成績評価は試験。
|
事前学習・授業計画コメント
|
各回ごとに参考文献をあげる予定。それら著作を復習をこめて読んでほしい。
|
授業計画
|
1
|
社会史とはなにかーー社会史の方法論
|
2
|
ワイフセール(1)
|
3
|
ワイフセール(2)
|
4
|
男が働き、女は家事?ーー日本を事例に
|
5
|
お母さんは忙しくなるばかり
|
6
|
子どもの誕生
|
7
|
労働と職人の世界
|
8
|
ひとはいつから、働くことを自立としたか?
|
9
|
障害者はなにを自立としてきたか?
|
10
|
老人とは誰か?
|
11
|
老人の社会史
|
12
|
現代をみつめてみる
|
13
|
中間のまとめ
|
14
|
参考文献を研究
|
15
|
補足と総括
|
その他
|
教科書
|
なし
|
参考書
|
近藤和彦
『民のモラル窶披萩゚世イギリスの文化と社会』
山川出版社
1993年
第1版
L.ストーン(北本正章訳)
『家族・性・結婚の社会史』
勁草書房
1991年
第1版
マルク・ブロック(松村剛訳)
『歴史のための弁明』
岩波書店
2009年
第7版
他にも各講義ごとに資料・文献を提示する
|
成績評価の方法 及び基準
|
平常点(40%)
、
授業内テスト(60%)
|
オフィスアワー
|
授業開始日にお伝えします。
|
|