科目名  基礎統計学
          基礎統計学
  
2 単位  
 
社会学科  
2 年  
前期 
選択 
教員名  菅野 剛 
授業テーマ
社会学のための基礎統計学 
授業のねらい・到達目標
例えば、自然を観察し、研究するためには、望遠鏡や顕微鏡が必要である。他方、私たちが世の中を見るには、社会調査と統計学が道具として役に立つ。統計学というとかたいイメージがあるが、数式の丸暗記の必要はない。背後にある考え方は、私たちの日常生活の感覚でも意外に理解できる。社会科学や社会調査において用いられる具体例をひもときながら、データの分析手法を学ぶ。<「社会調査士コース」の必修7科目の1科目。「社会調査士」取得希望者は、必ず2年次に履修し単位を修得しなければなりません> 
授業の方法
可能なものについて各自で電卓やデータ解析環境Rを用いて計算のプロセスを追い、社会調査における統計学的な見方・考え方の理解を深める。 
履修条件
なし 
授業計画
1
ガイダンス 
2
統計学基礎の確認、標本空間、確率、加法定理、乗法定理、期待値 
3
社会調査の過程、理論命題と操作仮説、独立変数と従属変数、操作化、統計的検定 
4
度数分布、離散変数、連続変数、累積分布、分位数、様々なグラフ 
5
記述統計、最頻値、中央値、平均、レンジ 
6
記述統計、平均偏差、分散と標準偏差、標準化得点、歪度、尖度 
7
クロス集計、カイ二乗検定、ファイ係数 
8
散布図、相関係数、因果関係と相関関係、疑似相関、偏相関係数 
9
統計的推測、確率、帰無仮説、第1種の過誤と第2種の過誤 
10
統計的推測、仮説検定、信頼区間、確率分布 
11
正規分布、中心極限定理、t分布 
12
平均の差の検定、比率の差の検定 
13
重要事項の確認 
14
分析と課題 
15
総まとめ 
その他
教科書
山田剛史・杉澤武俊・村井潤一郎  『Rによるやさしい統計学』  オーム社  2008年
その他適宜資料を配付 
参考書
ボーンシュテット&ノーキ  『社会統計学:社会調査のためのデータ分析 (学生版)』  ハーベスト社  1990年
その他適宜指示する 
成績評価の方法
及び基準
授業内テスト(50%) 、 小テスト(50%)
コメント[理解度の確認のために小テストを行う。]
オフィスアワー
授業時に通知する。