科目名  文化社会学1
          文化社会学1
  
2 単位  
 
社会学科  
2~4 年  
前期 
選択 
教員名  好井 裕明 
授業テーマ
「人びとの方法」から日常や文化を問い直す 
授業のねらい・到達目標
日常の生活文化をいかにして読み解くことができるのだろうか。民俗学から現代社会学の最先端であるエスノメソドロジーの考え方を平易に語る予定です。 
授業の方法
講義形式で進めます。 
授業計画
1
日本人の生活文化を調べた名著から:宮本常一『忘れられた日本人』 
2
世相・風俗・日常を見つめる営みから:『明治大正史 世相篇』『孝現学入門』など 
3
「今、ここ」で日常の生活文化を反省的にとらえるために:エスノメソドロジーへ 
4
第一回レポート(授業内) 
5
エスノメソドロジーの基本的なものの見方① 
6
エスノメソドロジーの基本的なものの見方② 
7
初期エスノメソドロジーの成果から① 
8
初期エスノメソドロジーの成果から② 
9
第二回レポート(授業内) 
10
他者と会話するという「おどろき」について:会話分析の基本① 
11
会話分析の基本② 
12
カテゴリー化という問題 
13
期末テスト 
14
制度的状況の会話分析 
15
支配的文化や慣習、制度にとらわれて生きている私たちの日常というトピックへ 
その他
教科書
好井裕明  『批判的エスノメソドロジーの語り』  新曜社  1999年
教科書は必ず購入してください。授業で適宜使用します。また文化社会学2でも使用する予定です。 
参考書
好井裕明  『「あたりまえ」を疑う社会学』  光文社  2006年
 
成績評価の方法
及び基準
試験(40%) 、 平常点(20%) 、 レポート(40%)
コメント[期末テストと二回の授業内レポートで成績評価をしますが、講義での受講生の出席や態度に応じて、平常点も重視することがあります。]