科目名  社会学特殊講義4
          
  
2 単位  
 
社会学科  
2~4 年  
前期 
選択 
教員名  山北 輝裕 
授業テーマ
フィールドワーク論 
授業のねらい・到達目標
この講義では質的調査(参与観察)の方法論について講義・議論する。その際、調査対象者との出会い・泣き・笑い・悲しみなどの“つきあい”を含みこんだ一連の営みとして質的調査を位置づけ、方法論的課題・テーマの見つけ方・聞き取りの方法・エスノグラフィーの作成など調査のプロセス・方法を議論する。さらに本講義では、社会学的質的調査を想定しているため、現場と社会学の対話を試みる。受講者はこの授業を通して自分で社会学的なエスノグラフィーを書くことができるようになる。 
授業の方法
講義・ディスカッション 
履修条件
とくになし 
事前学習・授業計画コメント
各回のテーマにそって事前に教科書を読んでください。授業当日は前半講義・後半議論というスタイルを導入します。生徒とのポリフォニーを楽しむために「一般的な講義」とは違った形式をとります。その詳細はガイダンスで説明します。 
授業計画
1
ガイダンス 参与観察とは 
2
出発前 
3
現場初心者 
4
現場での作法 
5
現場での違和感 
6
メンバーになる頃 
7
問題化する 
8
参与の渦中に聞き取りをする(1) 
9
メンバーと調査者の間 
10
参与の渦中に聞き取りをする(2) 
11
対象を描く 
12
現場を去る 
13
中間のまとめ 
14
参考文献の研究 
15
社会へ投げ返す 
その他
教科書
山北輝裕  『はじめての参与観察』  ナカニシヤ出版  2011年  第1版
 
参考書
各授業ごとにお勧めのエスノグラフィーを紹介します。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(40%) 、 授業内テスト(60%)
コメント[中間まとめ(到達度確認)は教科書を使用する場合があります。]
オフィスアワー
授業開始日に提示します。 
備考
【平成22年度以降入学者用】開講科目