授業テーマ
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新聞、テレビ、フェイスブック、ツイッターなど様々な情報入手ツールがある現代社会において、メディアが人々の意識にどのような影響を及ぼしているかについて調査データを基に分析し、メディアとの関わり方について考察する。
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授業のねらい・到達目標
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「社会調査士コース」の3年次必修科目である。社会調査士資格認定機構の「社会調査士」資格を取得するためには、社会調査の全プロセスの経験を通して学ぶ「社会調査実習科目」の履修が義務づけられている。この授業では、先行研究レビューから、問題意識の明確化、調査の企画、実施、エディティング、コーディング、データ入力、分析、考察、報告書の刊行に至るまでの社会調査の一連の作業を全て体験し、量的調査のノウハウを身につける事を目標とする。
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授業の方法
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量的な社会調査の企画・実施とデータの集計・分析を核にした実習である。具体的には、学内の学生を対象にした調査票調査によって学生の普段のメディア利用の実態や関心事を把握するとともに、テレビ番組表、インターネットのポータルサイトのニュース項目、それにツイッターのリツイートを対象にした情報内容分析をデータ化して、学生の意識とテレビやインターネットで伝えられる情報内容との関連を分析する。
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履修条件
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原則として、2年時にエントリーをして、履修を認められた学生。
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事前学習・授業計画コメント
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本授業は実習であり、履修生が主体的に取り組むことが前提となる。メディアの内容分析と社会学科の学生を対象にした調査票調査を行って、量的なデータを統計的に分析する。作業は、履修生をいくつかのグループに分けて、グループワーク形式で進める。調査を実施して、結果を分析するには多くの時間を費やすので、授業時間だけでは到底完結できない。授業時間の他にも実習に伴う作業を行う。特に夏休み中に集中して行う作業を設定するので、その作業にも参加できることが必須条件となる。授業以外に時間をとられることを好まない学生は履修をとりやめること。また作業分担の責任を果たさない学生は、その時点で成績を不可とする。
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