科目名  実証・応用特殊研究2
          実証・応用特殊研究2
  
2 単位  
 
社会学科  
3 年  
後期 
選択必修 
教員名  立道 信吾 
授業テーマ
 雇用システムの社会学的分析 
授業のねらい・到達目標
 企業経営と労働の二つの相互の関係を包括的に扱うのが「雇用システム」という考え方である。講義では、日本企業の雇用システムの歴史を概観するとともに、現代日本の雇用システムの特徴について、理論と実証の両面から検討を加えていく。 
授業の方法
 講義形式で進める。必要に応じて参考資料を配付する。 
授業計画
1
ガイダンス 雇用システムの社会学とは 
2
企業への入り口―就職活動の歴史と変遷 
3
大卒フリーター時代の就活戦略―日大生版就活必勝法 
4
日本的雇用慣行の成立過程①定期採用、年功賃金、終身雇用の成立 
5
日本的雇用慣行の成立過程②企業別組合、福利厚生の重視 
6
日本企業の評価・処遇の基本思想①―能力主義と職務主義 
7
日本企業の評価・処遇の基本思想②―能力開発主義と職能資格制度 
8
企業特殊熟練と人的資本理論 
9
労働政策を変えた経済学者たち―ノーベル経済学賞受賞者に学ぶ 
10
映像資料から学ぶ 
11
成果主義とは何か①能力主義からの脱却、定義、普及の背景 
12
成果主義とは何か②アンケート調査の分析から 
13
日本企業の雇用システムの変化―長期雇用と成果主義 
14
社会に出たら誰が自分を育ててくれるのか―人材育成を恋愛に例える 
15
まとめ 雇用システムの現状と課題 
その他
教科書
なし 
参考書
濱口桂一郎  『新しい労働社会―雇用システムの再構築へ  (岩波新書)』  岩波書店  2009年
 
成績評価の方法
及び基準
レポート(70%) 、 授業参画度(30%)
コメント[レポートを重視しますが出席も参考にします。レポートは、A4で5枚以上(6千字以上)書かないと単位は認められません。授業に出て、基本的な知識をつけておかないとレポートの作成は難しいと思います。なお、就職活動や慶弔の行事等、やむを得ない事情で欠席する場合は、必ず①氏名、②学籍番号、③欠席理由を書いたメモを事前または事後に提出すること。正当な理由と認められた場合は出席としてカウントします。]
オフィスアワー
授業開始時に指示します。なお、原則としてe-mailで予約を取って下さい。 
備考
授業の妨げになるような行為(私語等)を行った者は、以降履修を認めない。