授業テーマ
|
学校における生徒指導の一環として行われている教育相談は、児童生徒等が持つ教育上の問題について、適切な援助を提供するということである。本講義では、スクールカウンセラーや養護教諭等と連携しつつも、教師だからこそできる教育相談の在り方を学ぶとともに、教育相談担当者の重要な資質としての自己理解の深化を目指したい。
|
授業のねらい・到達目標
|
本講義を通して学んだ様々な概念を駆使して、自分自身や子どもたちが抱える問題に関する仮説構築ができるようになることを目標とする。
|
授業の方法
|
体験学習(例えば、二人組になって話し合う、小グループをつくって話し合う、心理テストを受けてみる)を中心に、そこで感じ取ったものを言語化するという形を基本に授業を進めたい。
|
授業計画
|
1
|
オリエンテーション:講義概要と自己紹介
|
2
|
教師による教育相談の特質
|
3
|
生徒理解に向けて(1):類型論
|
4
|
生徒理解に向けて(2):交流分析における構造分析
|
5
|
生徒理解に向けて(3):交流分析におけるやりとり分析
|
6
|
生徒理解に向けて(4):交流分析におけるゲーム分析
|
7
|
生徒理解に向けて(5):自己概念論
|
8
|
生徒理解に向けて(6):心理テストの利用
|
9
|
自己理解のために:ナラティヴ・アプローチ
|
10
|
鬱とその対策
|
11
|
カウンセリング入門(1):来談者中心療法
|
12
|
カウンセリング入門(2):フォーカシング
|
13
|
カウンセリング入門(3):リフレーミング
|
14
|
カウンセリング入門(4):実存主義的アプローチ
|
15
|
エピローグ:自分の心を自分で読む
|
その他
|
成績評価の方法 及び基準
|
レポート(60%)
、
授業内テスト(20%)
、
授業参画度(20%)
|
|