科目名  青少年教育論
          青少年文化論  
2 単位  
 
 
2～4 年  
前期 
選択 
教員名  茅野　敏英 
授業テーマ
社会参画のできる青少年教育の在り方を探る 
授業のねらい・到達目標
世界のグローバル化が進み知識基盤社会の構築がこれからの社会の重要な課題である。青少年がこの課題に立ち向かうためには、体験活動を通して意欲を高め心と体が相伴って成長することや学んで活用できる学力を身につけることである。この講座では、青少年の意欲をめぐる問題や学社融合・社会参画などの実態を学び、教育活動に参画するための基礎的素養を身につけ、積極的に参加できるようにすることを目標とする。 
授業の方法
授業は講義が中心であるが、より現実的な青少年教育現場の学習活動も取り入れ具体に即した授業とする。 
事前学習・授業計画コメント
授業の前段では、改正教育基本法・中央教育審議会答申等を取り上げ時代に適合した教育の動向を学び、後段ではその具体的実践例にふれるよう計画している。改正教育基本法を読み解くとともに答申には目を通していることを前提として授業を進め、その背景である調査データーの解析や社会参画の事例等を取り上げ意識を高めるようにしたい。授業終了時の課題に主体的に取り組み、学習に対して積極的に立ち向かうことを期待する。 
授業計画
1
青少年教育の講義概要のガイダンス 
2
ＯＥＣＤのＰＩＳＡ型読解力と原体験
　　　　世界が求める知識基盤社会と持続可能な社会の構築
　　 
3
改正教育基本法と生きる力の定義
　　　　体験の充実と言葉の重視
　　　　 
4
青少年の意欲をめぐる現状と課題（１）
　　　　青少年の基本的生活習慣の乱れと家庭の教育力不足の指摘
 
5
青少年の意欲をめぐる現状と課題（２）
　　　　日本の青少年が抱える生きる力の実態
　　　　 
6
新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策
　　　　平成２０年２月　中央教育審議会答申 
7
これからの時代に求める青少年教育と学社融合 
8
地域・家庭の教育力を生かした学校教育活動
　　　　学区協議会が行う事業とその分析 
9
学校と地域で創る体験学習
　　　　兵庫県の全中学校のトライヤルウィーク（社会参加とボランティア活動） 
10
全国の青少年教育施設とその役割
　　　　山形県内全高等学校の生徒会リーダー研修　 
11
教育委員会発信型　学社融合
　　　　福島県－富士登山リーダー研修　 
12
青少年教育施設発信型　学社融合（１）
　　　　総合的な学習の事例研究 
13
青少年教育施設発信型　学社融合（２）
　　　　教師と大学生が創る学校長期宿泊体験活動（セカンドスクール）
　　　　　　　　　 
14
青少年教育施設の教育事業
　　　　沖縄青少年交流の家「無人島体験」を例として 
15
まとめ　地域力と青年の社会参加 
その他
教科書
教科書は使用しない。毎回プリントを配布する。　 
参考書
 伊藤俊夫  『学社融合』  全日本社会教育連合会  ２０００年  第１版
茅野敏英  『考える力を高める体験学習』  玉川大学出版会  ２００７年  第１版
金丸弘美  『地元の力』  ＮＴＴ出版  ２０１０年  第１版
『野外体験と総合的な学習』  日本教育科学研究所  ２０００年  第１版
その他授業の中で紹介する 
成績評価の方法
及び基準
レポート(20%) 、 授業内テスト(50%) 、 授業参画度(30%)
コメント[リアクションペーパーに意見や感想を書いてもらい、その内容も評価に加味する。]
オフィスアワー
 第１回の授業で指示する