科目名  野外スポーツ実習(臨海)
          
  
1 単位  
 
 
2 年  
集中 
選択必修 
教員名  野口 智博 
授業テーマ
体育・スポーツ指導者として不可欠な集団での野外水辺活動の体験と、自然環境への理解を深める。 
授業のねらい・到達目標
1 遠泳やオーシャンスイムなどの体験から、プールとオープンウオーターの違いを理解し、対処方法を身につける。
2 着衣泳・ライフセービング体験などから、人命尊厳を旨とした野外教育を広めるための知識・泳力を身につける。
3 集団生活のマナーや、実習中の体調管理などから、体育・スポーツ指導者として必要な自己管理能力を身につける。   
授業の方法
泳力を基準にしたグループ分けを行い、海での有効な泳ぎ方(顔あげ平泳ぎ、横泳ぎなど)を習得する。後半には、能力別に定められた距離の遠泳や、ライフセービングの技術も体験する。
また、救急法、水泳に関する知識などの講義・筆記試験や、AEDを用いた救急救命法の実技も行われる。   
履修条件
スポーツ実習1、2(水泳)の単位を取得しているもの。  
事前学習・授業計画コメント
指定された事前講習を必ず受講すること。
下記予定は、自然環境の急激な変化などにより変更の可能性を含む。
泳ぎに自信のない者は、総合教育科目「健康・スポーツ実践(ウォータースポーツ)」に参加し、事前に十分練習を積むことを強く推奨する。  
授業計画
1
事前ガイダンスと講義 「水の特性と水泳学習の歴史」
 
2
CPR法確認テスト  
3
現地開校式
海浜清掃(「自然環境保護」の行動化)。水慣れ(海水とプールの水の水質の違いを実感)
平泳ぎ(競泳の平泳ぎと、遠泳・サバイバルスイムでの平泳ぎの違い)  
4
講義 「水泳実技時の環境整備と保健衛生。体調管理および応急処置法」 
5
海浜清掃 平泳ぎ(遠泳用の平泳ぎ) 潜水  
6
海浜清掃。横泳ぎ。立ち飛び込み
平泳ぎ(各班で遠泳隊列練習)  
7
海浜清掃。横泳ぎ。立ち飛び込み
平泳ぎ(複数班合同で、遠泳隊列練習) 
8
講義「野外水辺活動の価値とリスクマネジメント(事故や判例など)」  
9
遠泳(泳力別に2班に分け隊列を組み、40分~1時間程度の連続泳を行う)  
10
着衣泳 
11
ライフセービング体験(レスキュー機材の使い方など) AED講習 
12
ライフセービング体験およびデモンストレーション  
13
筆記試験 
14
実習総括 
15
閉講式・補講 
その他
教科書
特になし 
参考書
日本水泳連盟  『水泳指導教本』  大修館書店
 
成績評価の方法
及び基準
平常点(30%) 、 授業内テスト(30%) 、 授業参画度(30%) 、 実習中の生活態度や自己管理能力(10%)
コメント[実技課題:遠泳
筆記試験課題:「水泳概論および野外水辺活動の意義」「野外水辺活動中の体調管理および、危機管理について」(2科目)]
オフィスアワー
「スポーツ実習1(水泳)」授業日(火、木、金曜)  
備考
前期(5月末・昼休み)に行われるガイダンスに必ず出席すること。
海での泳力不足による実習中断の防止や、実習時の事故対応を迅速にするため、
事前教育としてCPR法の確認試験を行う。
(不合格であったりあまりにも取り組みに積極性が見られない場合、実習の参加を断ることもあり得る)
日程など詳細についてはガイダンスで説明する。
なお、ガイダンス欠席の恐れが生じた場合は、ガイダンス期日発表日より当日までの間に、
本人もしくは代理の者が必ず書面をもって申し出ること。