科目名  スポーツ心理学実験演習
          
  
1 単位  
 
 
3 年  
前期 
選択 
教員名  水落 文夫 
授業テーマ
スポーツ行動の心を測る 
授業のねらい・到達目標
スポーツ行動に対する合理的認識は,主観的な見地だけでなく,対象に相応しい尺度と手法に基づき測定された客観的データによってなされる。このような情報を得る手段と探求する態度を備えるために,一般化されたスポーツ心理学分野の測定を実践し,スポーツ行動の心理的問題を解決する方法とその取り組み方を理解する。 
授業の方法
お互いが験者あるいは被験者となり,各種検査測定,生理心理的実験,質問紙調査などにより,知覚・運動機能,心理的スキル,情動や意識などを測定する。得られたデータから簡易的な統計処理およびグラフ表現などを用い,必要な情報を抽出・表示するとともに,測定の目的,方法,結果,結論などで構成される報告書を作成する。 
事前学習・授業計画コメント
授業の最後に,次回授業で行う実験課題を説明するので,2学年時に履修したスポーツ心理学の資料集の関連する範囲を理解しておくこと。また,事前にデータを収集しておかなければならない場合があるので,そのときは確実に準備すること。 
授業計画
1
ガイダンス 
2
心理学実験の基礎理論,実験のデザインと手順
インターネット利用による文献収集,報告書の書き方 
3
知覚・運動機能測定(1)
スポーツビジョン(静止視力、動体視力) 
4
知覚・運動機能測定(2)
スポーツビジョン(反応時間、見越反応) 
5
データ処理の手順,Excelによる基本的な統計処理 
6
スキル測定(1)
学習効果(フィードバック、メンタルプラクティス) 
7
グラフ表現,レイアウト図の作成,報告書の構成 
8
スキル測定(2) 
9
心理的スキル(心理的競技能力,達成動機,性格) 
10
SPSSによる統計処理 
11
スポーツにおける生理心理,データ処理の手順 
12
生理心理的測定(1)
ストレス反応(心電図,呼吸,脈波,GSR) 
13
生理心理的測定(2)
心理技法によるリラクセーション(心電図,呼吸,脈波) 
14
理解度の確認 
15
総括 
その他
教科書
なし(資料集配布) 
参考書
なし 
成績評価の方法
及び基準
平常点(10%) 、 レポート(40%) 、 授業参画度(50%)
オフィスアワー
体育学科第1実験室,土曜日15:00~17:00