授業テーマ
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ステレオタイプと偏見の心理学
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授業のねらい・到達目標
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ステレオタイプ,偏見,差別に関する現実の諸問題に対する意識を高め,それらを心理学的に考察できるようにすることを目標とする.この授業では,ステレオタイプ,偏見,差別に関する心理学的研究を概観し,その問題点,今後の展開について考える.
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授業の方法
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講義を中心とする.受講生は,授業の終了時に,毎回,授業内容についてコメントや質問を提出する.次の回の冒頭で,これらのコメントや質問に対する議論や回答を行う.
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事前学習・授業計画コメント
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ステレオタイプや偏見や差別がかかわる諸問題について,新聞,テレビ,ネットなどのメディア情報につねに注目しておくこと.これらの諸問題を,この授業で学習した理論,モデル,研究知見と関係づけて考察するように努力すること.配布資料を予習して授業に臨むこと.以下の授業計画はおおよその進度を示すものであり,受講生の理解の程度に応じて,多少の変更を伴うことがある.
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授業計画
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1
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ガイダンス ステレオタイプ,偏見,差別の定義(1)
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2
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ステレオタイプ,偏見,差別の定義(2)
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3
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ステレオタイプ,偏見,差別に対する心理学的アプローチ(1)
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4
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ステレオタイプ,偏見,差別に対する心理学的アプローチ(2)
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5
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ステレオタイプ的認知のメカニズム(1)
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6
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ステレオタイプ的認知のメカニズム(2)
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7
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ステレオタイプ的認知のメカニズム(3)
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8
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ステレオタイプ的認知のメカニズム(4)
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9
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偏見とステレオタイプの構造と機能(1)
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10
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偏見とステレオタイプの構造と機能(2)
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11
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偏見とステレオタイプの構造と機能(3)
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12
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偏見とステレオタイプの集団間ダイナミズム(1)
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13
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偏見とステレオタイプの集団間ダイナミズム(2)
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14
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偏見とステレオタイプの調査(課題学習)
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15
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まとめ
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その他
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教科書
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なし
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参考書
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岡隆
『社会的認知研究のパースペクティブ』
培風館
2004年
岡隆・佐藤達哉・池上知子
『偏見とステレオタイプの心理学 (現代のエスプリ)』
至文堂
1999年
上瀬由美子
『ステレオタイプの社会心理学』
サイエンス社
2002年
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成績評価の方法 及び基準
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レポート(100%)
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オフィスアワー
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授業中に伝える.
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