科目名  社会心理学実験1
          社会心理学実験・実習1
  
1 単位  
 
 
3 年  
前期 
選択必修 
教員名  岡 隆 
授業テーマ
社会心理学の実験・調査など研究法を習得する. 
授業のねらい・到達目標
社会心理学で用いられる主要な研究方法のうち,主に実験法と調査法に焦点をあてて,それらを実際に体験することを通して,その論理と実際を理解する. 
授業の方法
社会心理学の古典的な実験や調査を,自らが実験者・調査者となるだけでなく,被験者・回答者となって体験し,分析し,報告書にまとめる.具体的には,次の研究領域で実施された典型的な社会心理学実験・調査のいくつかを追試する.研究領域は,社会的認知(対人知覚,帰属過程,社会的推論・判断),態度と態度変化(斉合化傾向,説得的コミュニケーション),社会的影響(対人影響過程,集団の影響)である.履修者は毎回出席し,実験材料の作成から,実験の実施,実験データの分析を行い,それらを報告しレポートにまとめる. 
履修条件
受講者の人数の調整を行う. 
事前学習・授業計画コメント
各実習課題で,文献を配布するので,読んでくること.実際の実験や分析は,授業時間以外の時間を使って実施しなければならないことがある.受講生の人数等によって,授業計画は左右されるので,以下はおおよその予定である. 
授業計画
1
社会心理学実験・調査1の実施 
2
社会心理学実験・調査1の分析
レポートの書き方の講義 
3
社会心理学実験・調査1の報告会(レポート提出・講評) 
4
社会心理学実験・調査1の予備日
(予備日として使わない場合は,研究法についての演習・講義) 
5
社会心理学実験・調査2の実施 
6
社会心理学実験・調査2の分析 
7
社会心理学実験・調査2の報告会(レポート提出・講評) 
8
社会心理学実験・調査2の予備日
(予備日として使わない場合は,研究法についての演習・講義) 
9
社会心理学実験・調査3の実施 
10
社会心理学実験・調査3の分析 
11
社会心理学実験・調査3の報告会(レポート提出・講評) 
12
社会心理学実験・調査3の予備日
(予備日として使わない場合は,研究法についての演習・講義) 
13
社会心理学実験・調査3の予備日
(予備日として使わない場合は,研究法についての演習・講義) 
14
課題学習(実験・調査1から3までのレポートの改訂作業) 
15
全体のまとめと講評 
その他
参考書
高野陽太郎・岡隆  『心理学研究法 心を見つめる科学のまなざし』  有斐閣  2004年
安藤清志・村田光二・沼崎誠  『社会心理学研究法入門』  東京大学出版会  2009年
古畑和孝・岡隆  『社会心理学小辞典 増補版』  有斐閣  2002年
 
成績評価の方法
及び基準
平常点(50%) 、 レポート(50%)
オフィスアワー
授業中に伝える