科目名  カウンセリング実習
          カウンセリング実習3
  
1 単位  
 
 
4 年  
前期 
選択必修 
教員名  横井 保夫 
授業テーマ
話を「聴く」こと、「共感する」ということ 
授業のねらい・到達目標
カウンセリングで最も大切なのは、共感的に聴き、理解するということであるが、これは普段の人間関係にとっても、とても大切なことである。しかし、日常的にきちんと人の話を聴くという体験はあまりしていないものである。そこで、ロールプレイという体験を通して、相手を理解するための「傾聴」「共感」とはどういうものなのかを理解し、そしてそれができるようになることを目標とする。また、自己表現の体験学習から自分を振り返り、自分への理解を深める。 
授業の方法
傾聴練習、ロールプレイによる実習、検討、振り返り。
「自分を語る」という個人発表。
 
事前学習・授業計画コメント
5~6人のグループで、聴き手、話し手、オブザーバーに分かれての傾聴練習を実施。練習後、傾聴にとって重要な点についてグループディスカッションを行う。
その後、カウンセリングを想定して、カウンセラー役、クライエント役に分かれてロールプレイを実施する。
そのロールプレイの録音を逐語録にして提出する課題が必須になる。
その逐語録と録音テープに基づいた振り返りと検討を行う。
傾聴練習を行いながら、話し手が話しやすい聴き方を見つける。そして、その学んだ傾聴を基礎にロールプレイを通じてカウンセリング体験をする。人の話を聴くとはどういうことなのかをカウンセリング体験を通して繰り返し練習をする。同時にクライエント役割を取ることから、そしてカウンセラーとして話を聴くことから、共感するという体験の練習も繰り返し行う。
このロールプレイの実習と平行して、全員に「自分を語る」という個人発表をしてもらう。
「自分を語る」ことから自分の気持ちや考えをきちんと言葉で表現し、相手に伝えるという体験をしてもらう。
 
その他
教科書
なし 
参考書
随時提示する。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(30%) 、 レポート(30%) 、 授業参画度(40%)
コメント[体験学習が中心の授業のため、出席を重視する。
また、カウンセリングというのは時間の枠を大切にするものである。そのよう観点を重視するため、授業での遅刻はマイナスポイントであり、平常点に大きく影響する。]
オフィスアワー
授業終了後、随時。