授業テーマ
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ミクロな世界の物理法則
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授業のねらい・到達目標
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量子力学は0.1~1nm程度以下のスケールのミクロな世界に適用される物理法則であり、我々のマクロな日常世界に適用されるニュートン力学に比べて種々の点で異なる。量子力学特有の考え方と原理、基本法則を理解することを目的とする。
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授業の方法
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講義で学習した基本的な原理と法則の理解を深めるために演習を行い、新しい知識を身につける。
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履修条件
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なし
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事前学習・授業計画コメント
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量子物理学1を復習しておくこと。 毎回、復習60分行うこと。
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授業計画
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1
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ブラ・ケット表示による量子力学とシュレーディンガー表示
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2
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ハイゼンベルグ表示と行列力学
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3
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生成演算子、消滅演算子
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4
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観測と確率解釈、不確定性関係
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5
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対称性と保存則
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6
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角運動量の代数
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7
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パウリスピン
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8
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中間のまとめ
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9
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磁場中のスピンの運動
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10
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時間に依存しない摂動論
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11
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時間に依存する摂動論、フェルミの黄金律
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12
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散乱問題:ラザフォード散乱
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13
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散乱問題:部分波展開
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14
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要点の確認、理解度の確認
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15
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総括
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その他
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教科書
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原田 勲・杉山忠男
『量子力学Ⅰ (基礎物理学シリーズ)』
講談社
2009年
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成績評価の方法 及び基準
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平常点(70%)
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授業参画度(30%)
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オフィスアワー
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月曜18時~19時、8号館A209
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