科目名  レーザー物理
          
  
2 単位  
 
 
4 年  
前期 
選択 
教員名  玉城 孝彦 
授業テーマ
レーザー物理学の基礎とその応用 
授業のねらい・到達目標
レーザーの発明は、トランジスタとともに20世紀最大の発明の一つと言われ、それは現代社会を支えるキー技術となっている。本講義では、レーザーの基礎となる光と電子の相互作用を始め様々なレーザーを理解し、それを応用するための基礎知識も修得する。 
授業の方法
講義は板書を中心に行うが、内容の理解を深めるために必要に応じて簡単な実験を示す。また、関連するサンプルを用いて説明する。 
履修条件
なし 
事前学習・授業計画コメント
授業の初日に各講義の概要を述べ全体像を把握していただくように努める。また、授業を円滑に進めるために必要な予備知識についても説明する。各講義の最後に次回の授業の内容を説明するので、参考書等を事前に読んで調べること。 
授業計画
1
ガイダンス、レーザーとは 
2
光の性質、光と物質の相互作用 
3
レーザーの基礎(1):光の吸収と発光のメカニズム、ボルツマン分布 
4
レーザーの基礎(2):アインシュタインのA, B係数、反転分布と負温度 
5
レーザーの特徴:単色性、指向性、コヒーレンスなど 
6
レーザーの原理(1):固体レーザー(ルビーレーザー、ガラスレーザー、ファイバーレーザー) 
7
レーザーの原理(2):ガスレーザー(ヘリウムーネオンレーザー、炭酸ガスレーザー、エキシマーレーザーなど) 
8
レーザーの原理(3):液体レーザー、自由電子レーザーなど 
9
レーザーの原理(4):LED(エネルギーレベルと発光波長など)、半導体レーザー 
10
レーザー特性の測定と解析:受光素子、レーザーパワー、発振モードなど 
11
レーザーの応用(1):光ファイバー通信、 光増幅、デバイス(光変調器、光アイソレータなど) 
12
レーザーの応用(2):光磁気ディスク、光ディスク、光ファイバージャイロなど 
13
レーザーの応用(3):レーザーアブレーション、レーザー加工、レーザー核融合 
14
理解度の確認 
 
15
補足と総括 
その他
教科書
『なし』 
参考書
田幸敏治、ほか著  『レーザーフォトニクス』  共立  1993年  第初版
岡田龍雄  『光エレクトロニクス』  オーム  2004年  第1版
 
成績評価の方法
及び基準
平常点(10%) 、 レポート(20%) 、 授業内テスト(40%) 、 授業参画度(30%)