科目名  生体エネルギー工学
          
  
2 単位  
 
 
4 年  
後期 
選択 
教員名  藤森 光弘 
授業テーマ
生物,生態系のエネルギーの利用法と処理法について理解する 
授業のねらい・到達目標
物理学見地から生物,生態系エネルギー生産,変換、蓄積の仕組みを理解し,それぞれバイオテクノロジー導入利用方法と色々な角度からエネルギーの応用を考える。 
授業の方法
板書およびプリントを中心とした講義形式で行う。 
履修条件
なし 
事前学習・授業計画コメント
授業内容の理解が大切なので、欠席せず、授業開始時間に遅れないように出席を期待します。 
授業計画
1
生体とエネルギー(1):生物のエネルギー獲得方法と現在判っている生物のエネルギー獲得系について理解する。 
2
生体とエネルギー(2):生物らしさと生物情報の流れについて理解する。 
3
生体とエネルギー(3):生物を作る溶媒(水)とエネルギーとの関連性について理解する。 
4
細胞とエネルギー:生命現象の機能発現と生体エネルギー変換の戦略について理解する。 
5
酸化的リン酸化とATP:呼吸酵素系の電子伝達から酸化的リン酸化を理解し,酸化的リン酸化のエネルギー論について理解する。 
6
発酵と発酵工学:発酵の定義と特徴を理解し,発酵でのエネルギー獲得系と発酵で生産される産物を例を挙げて説明する。 
7
酵素と酵素工学:生体内の酵素を理解し,化学反応と酵素のエネルギー的条件とその工学的利用方法を例を挙げて説明する。 
8
バイオリアクター:医学と農業と工業の分野に適用されているバイオテクノロジーについて例を挙げて説明する。 
9
生態系エネルギー:生命と地球の共進化で得られた生態系エネルギーのヒトの進化方式との関連性について理解する。 
10
バイオマス(1):バイオマスの量と質を説明し,バイオマスとバイオマス資源について理解する。 
11
バイオマス(2):バイオマス資源の分類とエネルギー利用について理解する。 
12
バイオレメディエーション(1):バイオレメヂィエーションに入る前に環境工学中での位置づけを理解する。 
13
バイオレメディエーション(2):バイオトリートメント、バイオインデックス、バイオモニタリング、バイオアッセイ、バイオリカバリーとの関連を考え生物学的処理法、汚染空気の生物浄化を考える。 
14
バイオメカニクス:生体の孝蔵(かたち)と機能(はたらき)を力学的に解析したり、その結果を応用する分野を理解する。 
15
地球温暖化緩和技術:数多い緩和技術の中から代表的なものを例にその評価について検討する。 
その他
教科書
なし 
参考書
授業中に指示する。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(50%) 、 授業参画度(50%)
コメント[60%以上の出席をしないと成績を出さない。]
オフィスアワー
授業開始前・終了後