科目名  物理化学6
          
  
2 単位  
 
 
3 年  
後期 
選択 
教員名  大橋 修 
授業テーマ
量子論と構造化学(分子分光学) 
授業のねらい・到達目標
直接見ることの出来ない微小な分子がどのようにして調べられ、研究されているかを、その原理を中心にして学ぶ 
授業の方法
直接見ることの出来ない微小な分子を調べ、研究し、理解するには、量子論の助けが必要であることを、古典的な具体的イメージモデルと対比して学ぶ 
履修条件
なし 
事前学習・授業計画コメント
教科の性質上数式が多少多いので、授業を支障なく進行するには復習が必須である 
授業計画
1
導入:26 回転と振動スペクトルーマイクロ波、赤外およびラマン、26.1 分子スペクトルの解読、26.2 光の放出と吸収 
2
分子の回転運動:26.3純回転スペクトルー剛体回転子、26.4 マイクロ波分光、26.5 多原子分子の回転スペクトル、26.6 反転と内部回転 
3
分子内原子振動:26.7 調和振動子、26.8 非調和振動子 
4
振動回転スペクトル:26.9 二原子分子の振動回転スペクトル 
5
二酸化炭素の分子内振動:26.10 二酸化炭素の赤外スペクトル、26.11 レーザー 
6
ラマン散乱:26.12 ラマンスペクトル 
7
基準振動と分子の性質:26.13 分子の分光学的データー、26.14 振動の基準モード、26.15 分子の対称性と基準振動 
8
磁気共鳴の導入:24 磁気共鳴、 24.1 原子核の電気的および磁気的性質 
9
NMR:24.2 核磁気共鳴、24.3 NMRの実験装置 
10
磁気緩和:24.4 スピンー格子緩和、24.5 スピンースピン緩和 
11
NMRと分子の性質:24.6 化学シフト、24.7 スピンースピン分裂、24.8 動的NMR-反応速度の測定、24.9 フーリエ変換NMR 
12
ESR:24.10 電子スピン共鳴 
13
ESRと分子の性質:24.11 超微細相互作用、24.12 フリーラジカルのスペクトル 
14
理解度の確認 
15
総括 
その他
教科書
ムーア著 細矢、湯田坂訳  『基礎物理化学(下)』  東京化学同人  2002年  第1版
 
参考書
ムーア著 細谷、湯田坂共訳  『基礎物理化学(上)』  東京化学同人  2001年  第1版
ムーア著 藤代亮一訳  『物理化学(下)』  東京化学同人  1990年  第4版
ムーア著 藤代亮一訳  『物理化学(上)』  東京化学同人  1990年  第4版
なし 
成績評価の方法
及び基準
平常点(15%) 、 レポート(15%) 、 授業内テスト(70%)
コメント[第14回に授業内試験を行う。平常点は主として出席点であるが、その時間に指名して質問した時返事がないときはは欠席とする。レポートは提出者自身で行ったものであることは当然であるが、お互いに写しあったと思われるレポートの場合は双方共に大きく減点する。]