科目名  法学
          法学
  
2 単位  
 
 
1~4 年  
半期 
選択 
教員名  石川 晃司 
授業テーマ
法に関する基本的な考え方と知識の習得 
授業のねらい・到達目標
法は私たちのより良い社会生活の実現に奉仕するものであって、逆ではありません。本講義では法の拠って立つ基盤にまで掘り下げて、その根本にある「考え方」や基本構造を明らかにし、法の本質に迫るように努めます。法はそれ自体で完結して存在するものではなく、社会、経済、政治などと密接な関連をもっていますが、これらの領域との関連で法はどのように機能しているか、あるいは機能すべきか、についても問題にします。 
授業の方法
基本的には教科書に沿って授業を進めますが、多角的な理解を深めてもらうために、必要に応じて、補助プリントや映画・ビデオ教材を使用する予定です。受講生には、批判的な姿勢で授業に参加されることを望みます。 
事前学習・授業計画コメント
事前学習は必要ではありませんが、その都度の授業で学習したことを「本当かな?」という批判的視点で検証してみる姿勢が大切です。授業は受講生の理解度を確認しながら進めますので、場合によっては授業計画が前後したり、延長したり端折ったりするかもしれませんが、内容的にはすべて網羅いたします。 
授業計画
1
法へのアプローチ――法・政治・経済・社会の連関をふまえて 
2
法の存在形式(法源) 
3
法の機能 
4
日本の法制度と法文化 
5
法と強制 
6
法と道徳 
7
法と正義 
8
裁判制度 
9
裁判の機能 
10
裁判過程と法の適用 
11
法の解釈 
12
法的思考 
13
権力と刑罰――フーコーの所説を手がかりに 
14
到達度の確認 
15
総括 
その他
教科書
田中成明  『法学入門』  有斐閣  2005年
この本は「入門」と銘打ってありますが、これは「簡単」という意味ではもちろんありません。かなり高度な内容を含んだ含蓄の深いものになっております。項目によっては、プリントを使用して説明します。 
参考書
授業中に随時指摘します。 
成績評価の方法
及び基準
試験(80%) 、 授業内テスト(20%)
コメント[基本的には定期試験でおこないますが、その他に授業内テストなどを行った場合は、それも加味します。]
オフィスアワー
月曜・火曜の昼休み 
備考
質問等は授業の前後にも受け付けます。