科目名  フランス語3
          フランス語3
  
1 単位  
 
 
1 年  
前期 
選択必修 
教員名  一川 周史 
授業テーマ
文化性の高い言語から表現の可能性を知る 
授業のねらい・到達目標
フランス語は、長い時間をかけて格調高く練り上げられて、比類を見ない美しい発音と、想像を絶する高度な表現力に達している。この言葉への入り口として、正しい発音を習得し、しっかりした文章作成の基礎を作りたい。そのために、冠詞や論理的な文章構造など日本語に欠如する構成要素の解明と習得に重点をおく。外国人の話す言葉が聞き取れ、その心が分り、彼らに通じる言葉に達することを目指すのが外国語学習である。 
授業の方法
学んだ文法内容を十分に盛り込んだ会話文(7~8文)の暗記、及び対応する文法問題集を宿題とする。各回ともまずこれらの文を暗誦し、応用文を作る。続いて問題集に移る。すべて全員に満遍なく当てる。そのあとで新しい課の説明に入る。最後に次回のための会話を情況を広げながら説明し、ゆっくり正確に発音を聞かせ、次いで私に続いて繰り返し発音させる。フランスをめぐっての文化的、思想的な話も必要に応じて随時織り込む。 
事前学習・授業計画コメント
フランスとフランス語の過去、現在を少しでも知って、フランスへの感性を高め、全世界の出版物で聖書の次に出版数の多いフランスの『Le petit prince(星の王子様)』の日本語版や、明治以降の日本の文学や美術を方向付けた珠玉の19世紀のフランス短編小説(和訳が豊富)、20世紀に掛けての絵画(ロマン派、印象派、キュビスム等)、彫刻(ロダン、マイヨル、ブルデル等の作品)に親しみ、フランス語を習って得るものが多くなるようにする。 
授業計画
1
日本語にない音を中心にした入念な発音練習。聞き取りとじる発言への第一歩 
2
1.の復習と挨拶程度の表現、一部冠詞(不定冠詞、部分冠詞)un,du, desなどの準備 
3
名詞と一部冠詞群の男性女性、単数複数の概念と、表現c'est un…、会話 
4
暗記した会話と練習問題、主語代名詞、基本動詞 aller, etre の活用、新しい会話 
5
暗記した会話と練習問題、数詞(20まで)、基本動詞 avoir, faireの活用、新しい会話 
6
暗記した会話と練習問題、定冠詞、第一群規則動詞、否定文、新しい会話 
7
暗記した会話と練習問題、数量副詞、動詞句、(助)動詞vouloir, pouvoir、新しい会話 
8
暗記した会話と練習問題、品質形容詞、定冠詞の縮約、前置詞と地名、新しい会話 
9
暗記した会話と練習問題、数詞(20~)、疑問文、指示形容詞、prendre, venir、新しい会話 
10
暗記した会話と練習問題、第二群規則動詞、名詞、形容詞の特殊変化形、新しい会話 
11
暗記した会話と練習問題、所有形容詞、非人称構文、savoir, voir, partir、新しい会話 
12
暗記した会話と練習問題、疑問形容詞と時間、複合過去、命令法、新しい会話 
13
暗記した会話と練習問題、複合過去(続き)、補語人称代名詞、新しい会話 
14
暗記した会話と練習問題、動詞の未来形、代名動詞の現在と過去、分類、新しい会話 
15
暗記した会話と練習問題、動詞の使役(~させる)と放任(~させておく)、時間が許せば半過去(~ていた) 
その他
教科書
一川 周史  『例文と会話のフランス語文法』  駿河台出版社  1992年
 
参考書
一川 周史  『新・冠詞抜きでフランス語は分からない』  駿河台出版社  2001年  第(新)一版
 
成績評価の方法
及び基準
平常点(80%) 、 授業参画度(20%)
コメント[救済の目的で年度末に小テストをすることもある]
オフィスアワー
金曜日 16:10~16:20 講師室(本館二階)