授業テーマ
|
人類の起源と進化の探求
|
授業のねらい・到達目標
|
数百万年前の人類の起源から始まる、人類の進化をたどりながら、人類の本質を探究する。「人間とは何か」というテーマについて、化石資料にもとづいて人類の起源や進化の過程を解明しながら、生物としての人類の特徴を明らかにする。また人類進化の数百万年に及ぶ長い時間軸の中で、人類と地球環境との関係をとらえることも本講の目的の一つである。
|
授業の方法
|
猿人、原人、旧人、新人という人類進化の段階における世界各地の遺跡の化石人骨や石器について、テキストや配付資料を使用して人類進化を詳細に説明する。また15~20分程度の映像資料を提示して、各時代の環境条件や生活を推測し、人類の進化を地球環境と関連させながら総合的にとらえる。
|
履修条件
|
なし
|
事前学習・授業計画コメント
|
事前学習は特に必要ない。講義は、授業計画に従って行うが、事情により一部変更することがある。
|
授業計画
|
1
|
ガイダンス
|
2
|
人類学の概要・生物界の階層性と分類
|
3
|
霊長類の特徴と森林環境への適応
|
4
|
人類の起源
|
5
|
猿人の遺跡と化石人類
|
6
|
猿人の特徴・直立2足歩行・食性
|
7
|
ヒト化・森林から草原への環境の変化
|
8
|
原人の遺跡と化石人骨・出アフリカ
|
9
|
原人の特徴・前期旧石器文化・狩猟生活
|
10
|
旧人の遺跡と化石人骨・ネアンデルタール人
|
11
|
旧人の特徴と文化・寒冷地適応
|
12
|
新人の遺跡と化石人骨・新大陸への進出
|
13
|
後期旧石器文化・大型獣の絶滅と技術革新
|
14
|
日本人の起源
|
15
|
まとめ
|
その他
|
教科書
|
大塚柳太郎・河辺俊雄ほか
『人類生態学』
東京大学出版会
2002年
第1版
|
参考書
|
授業中に指示する
|
成績評価の方法 及び基準
|
授業内テスト(60%)
、
授業参画度(40%)
コメント[授業内テストは30分で3回行う。テキスト・配付資料・自筆ノートを参照可。なお、出席確認は学生証を利用して行う。]
|
オフィスアワー
|
授業終了後、本館2階講師室で30分程度。
|
備考
|
人類学2を履修することが望ましい。
|
|