授業テーマ
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和辻哲郎を読む(1)
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授業のねらい・到達目標
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我が国の大学院哲学専攻課程にあっては,西洋哲学の文献をテキストとして用いる場合が多いけれども,日本人学生はそれらとともに日本人先達の諸業績についても知悉しておく必要があろう(たとえば西田幾多郎や九鬼周造などの業績)。しかし,本科目は倫理学に関わるものであるから,まず和辻哲郎(1889-1960)の基本的な倫理思想から再検討していこう。
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授業の方法
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前期には『人間の学としての倫理学』をテキストに選ぶ。比較的短い書物ながら,このテキストは倫理学の基本概念について透徹した論述があり,西洋の倫理思想に対する厳しい批判も含んでいるから,人間の倫理について序論的かつ総論的な知見を得ることができよう。
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履修条件
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なし
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事前学習・授業計画コメント
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各授業時間ごとに事前に提題報告者を定め(輪番制),テキストの一部について読解内容を報告してもらい,それを下敷きにして説明内容の敷衍や質疑応答を行おう。しかし,好きな本をみんなで読む読書会のような気楽な雰囲気で学習を進めていきたい。
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